インテルは3日、茨城県つくば市にある同社本社にて、小学生とその保護者を対象にしたお仕事体験会「つくばスタイルインターン」を開催。参加した小学生たちは、パソコンの組み立て作業を体験した。
つくばスタイルインターンとは、茨城県が設立した「子どもが育つ街研究会」と、つくばエリア※1に拠点を置く企業の連携により開催する、インターンシッププログラムのこと。「つくばスタイル」とは、自治体と企業が組んで、子育てに適した地域としてつくばエリアをアピールしようという取り組みであり、インテルは以前からこの種の取り組みを支援していた。
※1 つくば市、つくばみらい市、守谷市など、茨城県内のつくばエクスプレス沿線の自治体。
3日に開かれたイベントでは、小学3~6年生の児童10人と保護者が参加して、インテル本社でパソコンの組み立てやセキュリティーの基礎知識などを学び、体験するという内容だった。参加した子供たちのほとんどは、パソコンにはすでに触れていてなじみがあるようだ。保護者の方に話を聞いてみると、「子供はYouTubeをよく見ているけれど、1人が1日1時間までしか使えないように(保護者による管理機能で)使用時間を管理しています」という方もいた。
インテル側も子供を招いてのこうしたイベントは、初めてとのこと。イベント開始当初の「インテルとコンピューターについて」や「Internetセキュリティ講座」は、プレゼンテーションスライド中心の「座学」色が強すぎた。講義内容もかみ砕いてはいたものの、とっつきが悪く子供たちもいささか戸惑い気味。楽しむつもりで来たイベントで、いきなり座学が始まれば、それは戸惑うというものだ。
しかしメインイベントであるパソコン組み立てになると、白衣に着替えた子供たちはいきいきとして、インテルスタッフの手助けを借りながら、生まれて初めてのパソコン組み立てに挑戦していった。