豆腐の生産ライン自体がMS工場っぽい
「ザクとうふ」の生産ラインだけでなく、普通の豆腐生産ラインも取材することができた。お目にかかる機会は少ないのでここで紹介していこう。生産の流れは、大豆を水に漬けて粉砕。それを煮沸する。それから豆乳とおからに分離して、凝固させて、豆腐の形に成型。そのあと冷却してパッケージングという流れだ。
先に紹介してきた「ザクとうふ」生産ラインの場合は、すでに豆乳ができた状態からスタートというわけだ。大半は無人化されているが、お豆腐をパックに入れる工程からは、人と機械によるクロスチェックになる。
大豆を巨大なタンクに入れて、まずは水に漬ける
同タンクがずっしりと並ぶ光景はなかなかのもの
水に漬け終えた大豆は、粉砕のために搬送される。それにしても、このタンクは下から見ると、ロケットの噴射口やMSのバーニヤっぽい
大豆が通っているチューブ
大豆を粉砕する機器のメーター。配置がとってもかっこいい
粉砕された状態の大豆
豆乳タンクは、身長170cmの筆者が見上げるほどの巨大さ
豆乳は拡散されつつ、凝固シークエンスに入る
第1次凝固工程は、この長いベルトコンベア内で行なわれる。隣りにいると汗ばむ暑さだった
凝固した後もう一回熱せられる
ベルトコンベアのベルト部分。とてもマゼラベース的でかっこいい
第2次凝固を終えたところ。カットされる前のデカイ豆腐が目の前にあった。美味しそう
水冷しつつ、スーパーでよく見る豆腐サイズにカットされていく
豆腐カップをセットしやすいように、一定間隔をあけた状態に再配置される
もうこの時点で、平素より美味しくいただいている豆腐の状態
カップを取り付けるのは、写真のロボアーム。マルチロックオンシステムを持ち、お豆腐をサーチ後に連続動作を行なう
カップの取り付けは自動化されているが、失敗や抜けがないか、人による確認が行なわれている
3機のロボアームが高速でカップをセットしていた。ちなみにこのアームは自動車工場にあるものとほぼ同じものだそうだ
カップに入った豆腐は、目視によるチェックを経てフタをセットされる
ロールアウトしてきた豆腐たち
1ダース単位で出荷先に出撃していく。このロボアームの先端部は吸盤になっている
このあと車両などによる搬送を経て、スーパーに並ぶ