UQコミュニケーションズは、5月に開業した東京スカイツリーの天望回廊および天望デッキがWiMAXのエリアになったことを発表した。
これはDR(Direct Radiation)基地局を2局設置して、地上の北と南から東京スカイツリーの高層部に向けて電波を照射することで、利用可能にしたもの。同社が提供する資料によると、地上高350mの高さにあるフロア350の出発ゲート付近で、下り19Mbps/上り7Mbpsのスループットが確認できたという。
ビルの高層部に向けて電波を照射することで、WiMAXのエリア化をすすめる対応はほかにもあり、都内では東京都庁第二本庁舎、新宿パークタワー、新宿野村ビルなどが同社サイトで一例として紹介されている。
なお、ASCII.jp編集部では、東京スカイツリーのメディア向け内覧会時に、ドコモ/au/イー・モバイル/ウィルコムのデータ通信と通話が、地上高450mの展望回廊を含めて可能であったことを確認している(関連記事1、関連記事2)。