春のSSD特集の第1回で、人気SSDの特徴と、それぞれの基本的なスペックについては把握していただけたかと思う。それでは、どのSSDが高速なのか? 特集2回目では実際に計測して検証してみた。
SSDテストの概要
今回は第1回で紹介したSSDを、OSをインストールした起動ドライブ(Cドライブ)として使ったときの、実際のスピードを計測した。各SSDに同一条件でWindows 7 Home Premium SP1(64bit)をインストールして、各種ベンチマークテストを計測した。
ベンチマークテストには「Windowsエクスペリエンスインデックス」「CrystalDiskMark」「PCMark 7」を使用している。なお、OCZ「Vertex 4」の256GBモデルが入手できなかったため、128GBモデルを使用した。公称スペック値的には、最大書き込み速度に若干の違い(128GBの方がやや遅い)があるが、この点をご了承いただきたい。
テストに使用した機材は以下のとおり。なお、各SSDはSATA3.0(6Gbps)で接続している。各SSDの詳細については、第1回を参照のこと。
テスト機材の主な仕様 | |
---|---|
CPU | Core i5-2400S(2.50GHz) |
マザーボード | GIGABITE GA-Z68MA-D2H-B3/G3 |
メモリー | 8GB(4GB×2、DDR3-1333) |
SATA | SATA3.0(6Gbps) |
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit |
Windowsエクスペリエンスインデックス
まずはWindows 7標準のスコアリングシステムである「Windowsエクスペリエンスインデックス」での、各SSDの計測結果を以下に示す。
SSD 830、PX-M3P、SSD 520の3製品で、「プライマリHDD」のスコア(赤枠内)がWindowsエクスペリエンスインデックス上限である「7.9」に達している。Vertex 4は上限から下だったものの、それでも7.7というスコア。Windowsエクスペリエンスインデックスの観点からいえば、いずれのSSDも十分快適なストレージとして利用できることとなる。
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