「連休どこ行くの?」とデスクに聞かれた。「韓国に行ってきます!!」と元気に答えた。「じゃあ通信速度ベンチしてきてね☆」と言われた。「してきてね☆」(真顔)……はい。
ソウル、そこはレバ刺しを愛するものたちの楽園
6月にレバ刺しが禁止されるという(朝日新聞 3月30日報道)。
レバ刺しが嫌いな人間なんてこの世にいるんだろうか? こらえきれずレバ刺しを食べた罪で投獄され、前科者になるなんて報われない。しかも罪状はレバ刺しだ。「おめえさん何やってきたんだい」「へえ、ちょいとレバ刺しを……」「かぁーっ、レバ刺しか。そいつぁいけねえや」。いや食べただけで罪にはならないだろうが、食べられなくなるのは困る。
人間タブーと欲望はおなじところにあるもので、レバ禁の知らせを聞いてからというもの記者の煩悩は刺激される一方だった。レバ刺しの本場に行かなければこのムラムラはおさまらないだろうと、GWを利用して、お肉の楽園・韓国はソウルに行くことにした。もちろんレバ刺しを食べるためだ。1人で。
さっそくネットで往復3万円の格安航空券を買い、1泊5000円の韓屋ゲストハウス(韓国版の民宿)を予約し、ナビサイト・ソウルナビをブックマークした。「レバ刺しください!」のハングル(간회주세요 カンチュセヨ!)もおぼえた。無料のiPhoneアプリ「指さし会話 韓国語」もインストールした。準備は完了だ。牛レバーが記者を呼んでいる。
1日760円のレンタルWi-Fiルーターで
韓国版WiMAXの高速さをチェックしてみましょう
レバーはいいとして、問題は通信だ。ネット環境がほしい。iPhoneのマップは絶対使う。ないと絶対迷う。Twitter、Instagramも絶対にやる。あとは仕事で連絡があったときのため、MacBook Airも持っていく。となるとWi-Fiルーターか、USB型の通信端末が欲しい。
韓国にはWiMAXみたいな高速無線通信「WiBro」というのがある。せっかくなのでWiBro対応機を探し、Wi-Fiルーター型の「WiBro egg」(下り最大40Mbps)を借りることにした。
今回レンタルしたのは、ググって一番安そうだったテレコムスクエア。1日760円のコースだ。
韓国の空港で借りれば1日8000ウォン(約600円程度)と節約できそうなサービスもあったが、今やローミングレンタルは大人気で行列必至だ。レンタルで手間どりたくない、空港を出たらさっさとお肉食べたいという記者のような無精者は国内レンタルを使うのがいいと思う。
ちなみに韓国の通信キャリアは「KT(olleh)」「SKテレコム」「LG U+」の3社がシェアを占めている。今回の機種はKT社のもの。日本で言ったらどこだろう。元国営企業だというから、あの辺りだろうか。