4月6日、NECと日本マイクロソフトは大企業向けクラウド事業での戦略協業の拡大を発表。その第一弾として、コミュニケーション・コラボレーション分野でビジネス協業を実施することを明らかにした。
まず両社は共同で、NECのExpressサーバーやUNIVERGEなどと、マイクロソフトのExchange ServerやSharePoint Server、Lync Serverを組み合わせた「コミュニケーション・コラボレーションソリューション」を開発し、この4月より提供する。大企業向けの信頼性と柔軟性が高いというソリューションで、各種業種のニーズに合わせてSI構築サービス(オンプレミス)、プライベートクラウド、パブリッククラウドとの連など、さまざまな形態で提供する。
加えて、コミュニケーション・コラボレーションソリューションを活用した「ワークスタイル変革ソリューション」の順次提供も発表された。現時点で発表されたのは4種類で、その1つ「総務部門向けワークスタイル変革ソリューション」は、受付・会議室などのファシリティ管理・受付業務の効率化を図る来客管理システム「SmartReception」を提供するもの。来客者の受付、ゲートパスの発行、対応者への連絡、会議室予約などの自動化が可能で、業務および会議室設備利用の効率化とホスピタリティ向上を実現する。2011年3月に、日本マイクロソフトの本社ビルに導入されているという。
他に、金融業向け、製造業向け、自治体向けのワークスタイル変革ソリューションを提供する予定だ。