工業デザイン製品に焦点をあてたワークショップ
20世紀後半の日本を支えた輸出産業が、現在かなり厳しい。これらの産業の再興はもちろんのこと、新興産業として注目されているのがクリエイティブ産業である。そんなクリエイティブ産業をもっと活性化させようというワークショップが3月23日、産業技術総合研究所の主催で行なわれることになった。
クリエイティブ産業とは何かというと、優れた工業デザイン製品、伝統工芸品、コンテンツ(マンガ、アニメ)、ファッションなどの産業を指し、一般に「クール・ジャパン」として認識されているものだ。周知のとおり、すでにこれらは海外でも高い評価をされているが、産業としての戦略性が十分とはいえず、それぞれのクリエイター自身の才能や努力に大きく依存している部分がある。そこで、東京湾臨海部に技術と才能を結集し、クール・ジャパンの世界的産業拠点としようというのが、今回のワークショップ開催の背景である。
ワークショップでは、クリエイティブ産業の中でも主に工業デザイン製品に焦点を当てる。ゲストスピーカーに、工業デザイナー・田子 學氏、コミュニケーションメディア・遠藤 諭氏(アスキー総研)、クリエイションツール・劔持秀紀氏、カスタマーコミュニケーションとガイドライン作り・堀内 仁氏、これらの総合企画デザイン・高橋憲行氏を招いてパネルディスカッションを開催する。イベント詳細や講演時間などは、産業技術総合研究所の公式サイトをチェックしてほしい。
なお、このイベントは入場無料(定員120名)なので、未来のクリエイティブ産業に興味がある人は足を運んでみよう。
イベント概要
- 名称
- クリエイティブ産業活性化ワークショップ
- 会期
- 3月23日(金)
- 時間
- 13:00~17:40
- 会場
- 東京都立産業技術研究センター 中二階 東京イノベーションハブ
- 入場料
- 無料
- 定員
- 120名
- 主催
- 独立行政法人 産業技術総合研究所 臨海副都心センター