HONEY BEEと機能面で共通
「DIGNO ISW11K」
同じ京セラ製スマートフォンということもあり、多くの機能は女子中高生向けのHONEY BEEと共通でそのぶん豊富だ。撮影サイズこそVGAだが、露出調整をバーで細かく変えられるし、特殊効果には「セピア」「モノクロ」「ネガ」「ポスター」がある。画質設定もファインとノーマルを選択できる。
撮影補助ラインとして「枡目」があるので、グリッドラインを表示させてから撮影することも可能。ホワイトバランスは「オート」「蛍光灯(昼光色)」「蛍光灯(昼白色)」「曇り」「白熱灯」。シャッター音は3種類あり「カシャ」「オルゴール」「ピンポン」。
動画はさらに強力で静止画と同じく露出調整、ホワイトバランス、特殊効果を使えるほか、動画には手ぶれ補正が用意されている。また撮影ライトも使える。
ミラーイメージで映ったままを撮る
「Optimus X IS11LG」
撮影サイズはVGAまで。通常保存と「ミラーイメージ」という保存があり、これは通常は鏡のように左右反転して撮影されるもの。自分撮りが多いインカメラでは、顔の向きなどが気になる人に良さそうだが、画面に見えたままが保存されるならわかりやすい。
ホワイトバランスは「オート」「白熱灯」「晴天」「蛍光灯」「曇り空」。「色調調整」はいわば特殊効果で「モノクロ」「セピア」「ネガティブ処理」を選択して、画像を加工できる。
シャッター音は4種類選択可能。動画撮影はVGAまでだが、露出調整、ホワイトバランス、色調調整は静止画と同じものが用意されている。
機能豊富で遊び心もある
「HONEY BEE」
ISW11Kとほとんど同等の機能が用意されている。撮影サイズは「ディスプレイサイズ」「0.3M」「1M」「2M」の4種類。ディスプレイサイズはワイドVGA(800×480ドット)のこと。シャッター音を6種類用意しており「カシャ」「オルゴール」「ピンポン」「ピープー」「鳩ぽっぽ」「キラキラ」が選択できるなど遊び心がある。友人と撮影するときなどは楽しめるだろう。
露出調整や特殊効果、画質選択はISW11Kと同じだ。動画はWVGAサイズになるが、これも静止画と同じ露出調整、特殊効果、ホワイトバランス、セルフタイマーがある。
標準では超シンプルな「iPhone 4S」
今回一番シンプルなのがiPhoneのインカメラだ。公式ではVGAサイズでの撮影との表記なので、スペック表的には31万画素とした。手ぶれ補正についてはアウトカメラには搭載されているがインカメラでは未公表。ただわざと手を動かして撮影したりしたがピントが合っていることが多く、そうぶれることはなさそうだ。
インカメラ時はHDR撮影を使えず、シャッターを押す以外に設定できる機能は無し。それでもキレイに撮れるのだから文句なしだ。もちろんアプリを追加して、それで撮影してもいい。
インカメラでも十分キレイな写真が撮れる
アウトカメラではとくに設定をいじることが無くてもキレイな写真が十分に撮れるが、インカメラもだいぶ近い状況だと感じた。ただし画素数が30万画素クラスの製品に関しては、設定を調整できるのであれば、いろいろ変更して試してみるのがよいだろう。また自分撮りが多いという人は、特殊効果の機能で遊べることも必要だろう。ただ現状の機能を見るとセピアやモノクロに変更するだけということが多い。インカメラをよく使うのなら、ARROWS X LTEの多くのエフェクトや、GALAXY NEXUSの動画で使える効果機能がおもしろく使えそうだ。
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