Luiが進化、スマホで自宅のWindows 7を動かせる
NECが2007年から展開している「Lui」(関連記事)。“ホームサーバ・クライアントソリューション”という冠が付いているが、簡単に言えば、モバイル機器から自宅のパソコンを直接操作できるリモートデスクトップに近い機能を提供する一連のソフト群(一部ハード)を指す。
このLuiに10月31日、スマートフォンやタブレットからWindows 7搭載パソコンを操作できるAndroid用アプリ「Lui リモートスクリーン for Android」(以下Lui for Android)が追加されたことをご存じだろうか。
外出先からの利用を想定して、NECアクセステクニカの「Aterm」シリーズと連携した外出先からの電源投入(Wake On LAN)といった機能も提供する。ユーザーインターフェースや設定方法もシンプル。導入のしやすさの面でも、使い勝手の面でもLuiの進化を感じる。ここではそんなLuiの「現在の姿」を見ていこう。
いまなら525円で導入可能!
まずは、Lui for Androidの導入方法から。アプリはAndroidマーケットで入手でき、通常価格は2625円。ただし、1月31日までは525円のキャンペーン価格で入手できる。また、機能無制限で14日間無料で使える体験版も用意されているので、自分の環境がLuiがきちんと動作するかを試したい場合は、こちらを積極的に活用したい。体験版のダウンロード数は12月20日時点で、500~600程度とのこと。
Lui for Android導入の流れ
- Androidマーケットで購入
(パッケージにはソフト本体に加え、PC用のダウンローダーも付属) - USBでPCとAndroid端末を接続
コピーしたダウンローダーを起動するとNECサイトの121wareからソフトがインストールできる - パソコンとAndroidの両方でアプリを起動
ウィザードに沿って子機登録設定をする
対応するスマホ/タブレットの機種名は、公式サイトにまとめられている(12月20日時点で、スマホ17機種、タブレット6機種)。動作確認が取れていない機種に関しては、当面Androidマーケットでは提供しない方針とのことなので、アプリを入手できればその機種でLui for Androidが動作すると考えていいだろう。
パソコン側はWindows 7を搭載していることが条件となる。動作検証はNECパーソナルコンピュータ製の製品に限定されているが、サポートが必要なければ、他社製品でも動作するようなので、気になる人は試してみるといい。
子機登録の手順
- Android側アプリで登録を開始
- 認証番号(4桁)の入力
- 利用環境の選択(宅内のみ、宅外からも接続するなど)
- Android端末で利用している、Gmailの設定
- 子機設定の完了
なお、パソコン側のソフトを入手するためのダウンローダーは、Androidマーケットで購入した際に、アプリと一緒に提供される。初回はAndroid端末をパソコンにUSBでつなぎ、このダウンローダーを自分のパソコンにコピー。これを起動することで、インストールが可能となる。その後は親機のパソコンと子機のスマホやタブレットを紐付ける作業が必要で、ウィザードに沿って、4桁の暗証番号(LAN内)やGmailのパスワード(インターネットからの接続に必要)を入力していけばいい。導入までのステップは最大5ステップと、とてもシンプルだ。