ミッションクリティカルサーバーの新プロジェクト「Odyssey」が公表される
HPのItaniumサーバー「Superdome」がXeonブレード対応へ
2011年11月25日 06時00分更新
11月22日(米国時間)、米ヒューレット・パッカードはミッションクリティカルコンピューティングの将来を拡充するプロジェクト「Odyssey」を発表した。
これによると、HPの開発ロードマップにおいてUNIXサーバーとx86サーバーのアーキテクチャを将来的に統合。単一のプラットフォームに統合することで、業界の先端を行く可用性と優れたパフォーマンスを備え、ユーザーが求める要件を妥協することなく選択できるサーバープラットフォームの提供を目指すという。
HPの新しい開発ロードマップは、HP IntegrityサーバーやHP NonStopサーバー、そしてHP-UXやOpenVMSといったオペレーティングシステムを包含する。また、Xeonを搭載したHP Superdome 2用のサーバーブレード(コードネーム「DragonHawk」)、HP-UXのイノベーションを活用した堅牢なWindowsやLinux環境を提供する、拡張性に優れたc-Classブレードエンクロージャ用のサーバーブレード(コードネーム「HydraLynx」)を今後2年以内に販売開始することが明らかにされた。
DragonHawkにより、同一のSuperdome 2の筺体の中で、Itanium搭載サーバーブレードとHP-UXによる環境でミッションクリティカルなワークロードを処理しながら、同時にXeon搭載サーバーブレードでWindowsやRed Hat Enterprise Linuxを稼働させることが可能になるという。