記者は28歳だ。記者は未婚だが、リア充なら第一次結婚ラッシュを迎える年頃だろう。のび太くんも24歳でしずちゃんと婚約したんだから自然な話だ。ある夜、リア充の友人の1人が仕事帰りの記者にこんなメールを送りつけてきたことがある。
リア充「結婚式の動画作って~(○ `人´ ○)」
記者「いいよー。いつまで(・∀・)?」
リア充「明日まで~~ +.(o´∀`o)゜+」
記者「\(^o^)/」
そこでキレなかったのが今でも信じられない。記者も大人になったんだと思う。そこから適当な無料のソフトを探し始め、2人の幸せそうな写真をマッシュアップし、ビデオを作り終えたのは翌朝6時。眠い目をこすって取材の準備をしながら、もう二度とこんなことはするまいと誓ったのである。
また同じようなことを頼まれるかもしれない……と考えたら、動画編集ソフトを買っておいた方が得ではないか。そう思った記者が初心者~中級者向けソフトをいくつか試した結果、おすすめはRoxioの「Roxio Creator 2012」になった。
Windows用で、価格は1万2800円から。「結婚式のためだけに1万円超~?」 いやいやそうじゃない。これ1本でいろいろ便利に使えるのだ。記者が選んだのも3つの理由がある。順番に紹介していこう。
Roxio Creator 2012
OS:Windows7、Vista(SP2)、XP(SP3、64bitの場合はSP2)※1
CPU:Pentium4-1.6GHz以上※2
メモリー:1GB以上(7、Vista)、512MB以上(XP)※3
ディスプレー:1024×768ドット以上
HDD:3GB以上
価格:
1万2800円(標準版)
1万4800円(プロフェッショナル版)
販売:イーフロンティア
※1 すべて32bit/64bit版に対応
※2 ビデオの編集や変換、DVD再生はPentium4(2GHz)以上
※3 ビデオの編集や変換、DVD再生は1GB以上
理由1 結婚式の『新郎新婦の思い出』もサクッと作れる
まずは例の結婚式用動画を簡単に作れること。
作るのは「新郎新婦の思い出」的なスライドショーだ。こんなものプレゼン資料みたいなもんだろ楽勝だなと思いきや、意外な罠は写真にあった。明るさが足りない。彩度が低い。新郎が本気でイヤな顔しちゃってる。新婦のシワが目立って……困る。
そこに使えるのが写真加工機能(FaceFilter Studio 2)だ。チャッチャッチャッとボタンを押していくだけで補正は終わる。シワもくすみも速攻で消える。感激するのが、しかめっ面を笑顔にする機能だった。笑顔の写真が1枚もなくても、笑顔にあふれたスライドショーができる。
写真がキレイになったらスライドショーだが、こちらも簡単だ。「結婚式アルバム」「ビンテージアルバム」などのトランジション(写真めくり効果)から好きなものを選び、「テキスト効果」からキャプションを入れれば骨格があっという間にできあがる。
最後に、プリセットの50曲からBGMを選んで入れる。「バラード」や「クラシック」のようなジャンルから「どれがいいかな~♪」と鼻歌まじりに選ぶだけ。動画の中で、曲が必要なシーンを指定するだけで、自動的に曲の長さを調整してくれるので楽勝だ。