このページの本文へ

今さら聞けない人のためのWindows 7特集 第3回

Windows 7と一緒に導入したい快適パーツはこれだ!

2011年10月13日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

3TB HDDに大量データを集約!

安価になった3TB HDDもWindows 7なら楽かつ快適に使える

 大容量HDDといえば、2TB HDDがすでに1万円を切りつつある。それどころか3TBという大容量HDDも、2万円を切る価格で登場しており、中には1万円を切る驚愕の製品さえある。だが、今までのHDDほど安易には導入できない問題もあり、3TB HDDをスムーズに導入できるのも、Windows 7でのサポートがあってのことだ。詳しくはこちらの3TB HDD特集を参照していただくこととして、ここでは概要を説明しよう。

 HDDをサポートする規格には「2.2TBの壁」がある。従来のパーティション管理方法である「MBR」(Master Boot Record)では、2.2TBまでのHDDしか扱えないという問題だ。そのため単純に3TB HDDを接続するだけでは、2TB程度までしか利用できないのだ。2.2TB以上のHDDを認識するには、「GPT」(GUID Partition Table)で初期化する必要がある。そしてGPTに対応するOSは、Windows 7とWindows Vista、そしてWindows XPの64bit版に限られる。

 そのうえGPTで初期化したHDDをブート用に使おうとすると、ますますハードルが高くなる。GPTでフォーマットしたHDDにシステムをインストールできるのは、Windows 7/Vistaの64bit版に限られ、さらにHDDを接続するマザーボードが「UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)ブート」に対応している必要もある。だが最新のマザーボード以外で、UEFIに対応しているものは少ない。

 つまり、Windows 7を新規導入しようと考えている人でも、3TB HDDを買ってきただけでそこにWindows 7をインストールするのはなかなか難しい。しかし、3TB HDDにシステムをインストールすることを考えなければ、そんな問題は杞憂に終わる。

 Windows 7のシステムが入ったHDDとは別のドライブとして使うならば、3TB HDDを接続してGPTで初期化するのは容易だからだ。Windows 7の導入に際しては、3TB HDDを大型データドライブとして活用してみるといいだろう。

DX 11グラフィックスカードで
美麗なDX 11対応ゲームをプレイ

ベンチマークでも使用したRadeon HD 6850を搭載するSAPPHIRE「HD6850 1G GDDR5 PCI-E DL-DVI-I/SL-DVI-D/HDMI/DP」。多彩な出力コネクターを搭載しながら、実売価格1万5千円前後と格安!

 Windows 7には「DirectX 11」が搭載されている。VistaならWindows UpdateでDirectX 11をインストール可能だが、XPには対応しない。XPを離れてWindows 7を導入するユーザーは、未体験なDirectX 11に対応した美麗なゲームを楽しめるということだ。そうしたDirectX 11対応ゲームを快適に楽しむには、DirectX 11対応グラフィックスカードが必要だ。Windows 7導入のついでに、DirectX 11対応グラフィックスカードも購入してしまおう。

 おすすめなのはATI Radeon系のグラフィックスカードだ。コストパフォーマンスが高い製品が多い。例えば、性能面ではミドルクラスに属するRadeon HD 6850を搭載したグラフィックカードなら、たったの1万5000円程度で入手でき、DirectX 11対応ゲームを快適に楽しめるだろう。

 「そこまでゲームにはこだわらないけど、DirectX 11には対応しておきたいかな」というなら、エントリークラスのグラフィックスカードがおすすめ。たとえばRadeon HD 6670搭載製品なら、1万円を切る価格で入手できる。

同じくSAPPHIREの「HD6670 1G GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/DP」。妥協しすぎないスペックながら実売価格9000円程度で入手できるエントリークラスのDirectX 11対応グラフィックカード

■Amazon.co.jpで購入

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン