最新のAndroidスマートフォンは、外観/スペックの差はあっても、やれることはほとんど同じでは? と思っている人もいるかもしれない。特に「あって当たり前」の超がつく基本機能は最初から“同じ”と思い込んでいないだろうか。これが意外と違っている機種も多いのだ。3つの超基本機能に絞って今回は比較してみよう。
メーカーが異なる6台を今回用意
今回はNTTドコモから「Xperia acro SO-02C」「GALAXY S II SC-02C」「MEDIAS WP N-06C」の3台。auからは「REGZA Phone IS11T」「AQUOS PHONE IS11SH」の2台。ソフトバンクモバイルから「Sweety 003P」と計6台を用意した。開発メーカーが同じだと結局用意されている機能やアプリなどが共通の場合が多いので、今回はメーカー別にしてみた。
比較するのは「留守電」「電卓」「アラーム」の3つ。スマホのいいところとして、デフォルトで入っている機能がダメなら、別途アプリを追加するという手もあるので、オススメアプリも紹介する。それでは機能別に各機種の特徴を伝えていこう。
シャープ端末以外は
留守電はキャリアのサービスを使うしかない
AQUOS Phone IS11SH以外の機種には、ケータイ時代はほぼ当たり前の機能だった、ケータイ自体に音声を保存する「伝言メモ」(「簡易留守電」とも)の機能は搭載されていない。
もちろん、キャリアがサービスとして提供する留守電機能はある。留守番電話のセンターに48時間(au)や72時間(ドコモ/ソフトバンクモバイル)といった期限つき保存する。ソフトバンクモバイルの場合、留守番電話プラス(月315円)で1週間保存することも可能(件数も20件→90件に増やせる)。もっとも、これらのサービスは通話料に加えて、ドコモは月315円の料金が必要。圏外にいてもメッセージを保存できるのはいいが、頻繁に留守電機能を使わないのであれば少々もったいない感じがしてしまう。
その点、AQUOS Phone IS11SHをはじめとするシャープ製のスマートフォンに保存されている伝言メモ機能がある。伝言メモでは本体に留守電が録音されるので、削除しなければ長く残しておける。ちなみに、IS11SHなどでも他機種と同じく留守番電話サービスはもちろん利用できる。
留守電の場合、Androidマーケット上で探してみたが、アプリで代用というのは少々難しそうだ。シャープ製スマートフォンはその点では有利。ケータイ時代は当たり前の機能だったので、国内メーカーには頑張ってほしいところだ。
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