キングソフトが「KINGSOFT Office for Android」のバージョンアップを実施した。新バージョンの「2.0」は有償となり、パッケージ版の価格は2980円。体験版(7日間利用可能)はAnrdoidマーケットからダウンロードできる(対応OSバージョンは2.1/2.2/2.3/3.0)。
無償だった従来バージョンは、WordやExcel、PowerPointのファイルをAndroidで閲覧できるのみだったが、2.0ではWordとExcelのファイルに関して新規作成や編集、保存が可能になった。なお、2.0で体験期間が経過した場合でも、ファイルの閲覧は可能とのこと。
ユーザーインターフェイスが新しくなり、最上部のメニューバーをタップすると、左右にスクロールするリボンメニューが表示される。「REGZA Phone」(T-01C)で実際にダウンロードして試してみたが、2~3MB程度のWordやExcelファイルならばスクロールなどでもたつくこともなく、かなり快適に動作した。
Wordではテキストの編集や文字揃え、ページ余白の設定のほか、フォントの拡大縮小や色の変更、太字、斜体、下線の設定も可能。さらに拡大鏡も使用できる。
Excelでは、各セルの項目を修正できるのはもちろん、複数のセルを範囲選択してそこにフィルターをかけてソートしなおす、といったことも可能。Office 2007で保存したファイル(.docx/.xlsx/.pptx)も開くことができ、WordとExcelに関しては編集、保存も行なえた。PowerPointについても今後1ヵ月ぐらいで編集機能を搭載する予定とのことだ。
作成・編集したドキュメントは、KINGSOFT Office for Androidから直接メールで送信したり、同社のオンラインストレージサービス「KDrive」に保存可能。KDriveは2GBまで無料で利用できる。