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増設は1TB当り月額1600円に

定番ストレージ仮想化ソフト「SANsymphony-V」が月額課金で

2011年10月04日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 10月3日、データコア・ソフトウェアはストレージ仮想化用のハイパーバイザー「SANsymphony-V R8.1」を月額料金で利用できる特別ライセンスプログラムをスタートした。

月額51万2000円から利用可能となる「SANsymphony-V R8.1」の仕組み

 従来、SANsymphony-V R8.1は、ストレージ容量に応じた5段階の価格で販売していた。一方、特別ライセンスプログラムでは、最小構成2ノード/20TBのデータコアサーバー(完全二重化構成)1セットあたり月額51万2千円、増設1TBあたり1600円の固定価格で提供する。価格にはバージョンアップ、テクニカルサポート、開発用ライセンスを含んでおり、自動更新方式となる。

 利用可能な主な機能は、

  • 仮想ディスクプール
  • 高速キャッシュ(最大1PB/データコアサーバー)
  • シンプロビジョニング(最大1PBの仮想ディスク)
  • ストレージの自動階層化(最大15階層)
  • データの同期ミラーリング
  • 双方向の非同期リモートレプリケーション
  • iSCSIとFCのインターフェース
  • スナップショット(差分、フル)、 データの継続保護(CDP)
  • オンラインでのデータマイグレーション
  • 集中管理とモニタリング、タスクとWindows PowerShell cmdlet Library

等で、最新バージョンと同じだという。

 同社では、利用分・拡張分に応じた月額で導入できるため、データセンターのコスト管理が容易となるほか、クラウドサービスを本格化させようとしている事業者は、需要に応じた規模でのスモールスタートが可能になるとしている。

 特別ライセンスプログラムは、同社がクラウドサービスプロバイダーとして事前に認定を行ない、契約する形となる。なお、契約には、「データコア認定インプリメンテーション・エンジニア(DCIE)」の資格取得者1名が必須となる。また新ライセンスプログラムと同時に、ストレージ仮想化の新コンセプト「ストレージハイパーバイザー」の普及を推進していくという。

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