わざわざ値段の高い「SIMフリーのiPhone4」を買ったりするのは、マニアか海外出張の多い一部のビジネスマンに限られる。マニアなら当然、国内発売前に海外から個人輸入して見せびらかすのが普通だろう。しかし筆者は、初代iPhoneを国内発売早々購入したが残念な点が多く、その苦い経験からしばらくiPhoneからは遠ざかっていた。
そんな筆者だが、SNS系やクラウド系世界で楽しく遊ぶには、やはりiPhone4は必須なので、ドコモのSIM (FOMAカード)でもそのまま使えるSIMフリーiPhone4 (White 32GB)を香港から衝動買いした。従来の「FOMAカード」(SIMカード)はすでに持っていて、「mini UIMカード」(MicroSIM)に無償交換してもらった。ドコモ回線を使用するiPhone4をゲットした筆者は早速、こだわりの専用ケース探しに行った。
iPhone4には、すでに溢れるほど多くの専用ケースが発売され巨大市場を形成している。今回、筆者が購入したケースは、まだ日本に向けて輸送中のモノ2個を含めて全部で7個。極めて安価だけど感性にピッタリ合ったのは、「なんちゃって電卓型」のケース。望遠カメラになったり、デジカメ風コスチュームは、宴会でのウケ狙いには最高だが、普段の使い勝手をまったく気にしない人向けだ。忘年会までとっておこう。
今回購入した中のワーストケースは、”遊べる本屋”さんで購入したけっこう高価な輸入品の「天然木ケース」だった。付属のスペーサーを使わなければサイズはブカブカ、平面的な仕上げも小学生の夏休みの工作レベルだった。パッケージの外からでは詳細は分からないので注意が必要だ。
結局、筆者がiPhone4用に最終的に選択したケースは、ありきたりで当然のような結果だが、カリフォルニアに住むiPhoneユーザーであるインダストリアル・デザイナーが、自らの為にデザインしたELEMENTCASEの「VAPOR PRO」だ。
筆者の購入したモデルは、白いiPhone4と色のトーンを合わせた最新の限定モデル「Whiteout」だ。Web通販も可能だが、現物を確かめてから購入しようと思い、ELEMENTCASEを扱う秋葉原の「CASE PLAY」に出向いた。秋葉原の中央通りに面したお店だが、購入後、店員さんが店の玄関口で手提げ袋に入った商品を顧客に手渡すという、銀座のブランドショップスタイルだ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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