8月8日、シマンテックはExchangeやSharePoint、Lotus Dominoなどのメールやコンテンツを保存するアーカイブソフトの最新版「Symantec Enterprise Vault 10」を発表した。
Enterprise Vaultは利用頻度の低いメールやファイルを自動的に安価なストレージのアーカイブ領域に移し、検索可能・改ざん不可の状態で保存できる。ユーザーはOutlookやNotes、SharePointなどを介して、今まで通りアーカイブを検索し、メール等にアクセスすることが可能。おもに企業の内部統制や証拠開示などの要件に応えるもので、複数の担当者がレビューするためのワークフロー機能も用意されている。また、プライマリストレージから、アーカイブ用の安価なストレージに移動させることで、コスト削減にも寄与する。
新バージョンでは同社の情報漏えい対策機能を活用し、Microsoft Exchangeのメールとメタデータを分析する新しい分類サービス機能が加わった。また、64ビットインデックス処理エンジンの搭載により、最大6倍の検索スピードの高速化を実現した。さらにブログ、Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアでのやり取りを自動的にアーカイブする機能も搭載された。