6月13日、日本IBMは「IBMデータセンター統合・移転サービス 論理的依存図分析支援」の提供を開始した。
これは、自社データセンターの移転やバックアップセンターの構築を検討中の企業を対象に、移転作業を容易にするツールを活用することで、短期間で安全かつ確実な移転を支援するサービス。業継続への対応や、エネルギーコストも含めた運用コスト・ITシステムの最適化を希望するユーザーに最適だという。
IBMのワトソン基礎研究所が開発した数学的モデリングを適用し、複数のアプリケーションやサーバーの依存関係を調査し図示するツール「ALDM(Analytics of Logical Dependency Mapping)」を活用。これにより、手作業に比べ半分程度の時間で、サーバーやアプリケーションなどの資産情報や依存関係を調査でき、人的ミスによる調査漏れも防止できるという。
IBMデータセンター統合・移転サービス 論理的依存図分析支援の料金は、機器の台数やデータ量に応じた個別見積もり。一例として、ALDMによる資産情報と論理的依存図作成で、200サーバーを対象とした場合、200万円からとなる見込み。