小さい画面サイズを補う「ズーム」ボタンなど
富士通らしい使い勝手の工夫
画面サイズは4インチで、解像度は1024×600ドット。このままだと文字などがかなり小さく正直見にくいが、本体側面にある「ズーム」ボタンを押すことで画面が大きくなる。単に画面が拡大されるのではなく、例えばデスクトップではアイコンやフォントサイズが大きくなり、見やすくなる。逆に縮小したい場合は、ズームボタンを長押しする。
マウス操作はスライド式キーボードに搭載されたトラックボールで行なえるが、モニターがタッチパネルになっているので画面に直接タッチして操作が可能だ。ただし、WindowsのUIはあまりタッチ操作には向いていない。そこで、本機にはオリジナルのランチャーソフト「タッチコンソール」をプレインストールされている。
タッチコンソールはスマートフォンのホーム画面のようなUIになっており、タッチ操作が快適に行なえる。
専用クレードルで拡張性もバッチリ
約510万画素のアウトカメラと約32万画素のインカメラを内蔵するが、パソコンモードで使えるのはインカメラのみ(約17万画素相当となる)。専用のクレードルを使用することで、パソコン用のUSB機器やHDMI入力搭載のディスプレーを接続できる。
PC開発部隊とケータイ開発部隊が融合
発表会では、富士通の執行役員副社長である佐相秀幸氏が登壇し、PCとスマートフォンについて「垣根がなくなってきている」との認識を示した。その上で、今回の製品が「富士通のパソコン部隊からの発表だが、(開発の)中身はケータイ部隊との融合」であることを明かした。