東芝から、想定外の機器に接続されると記録データを解読不能とする2.5インチ暗号化HDD「Wipe Technology Storage」が発表された。
Wipe Technology Storageでは、ハードウェアでデータの暗号化を行なうが、HDDが接続機器を認識し、想定以外の機器に接続されると、HDD内の暗号鍵を自動で消去してデータを解読不能にする。なお、一度想定外の機器に接続したHDDでも、元の機器に接続し直すことで利用可能にできる。
認証システムは、機器からHDDに送信される認証コードに対して、HDD側はランダム値を返す「チャレンジレスポンス方式」を採用。PCだけでなく、デジタル複合機、POSシステムなどで利用できるという。
これ以外に、機器からの指示でデータを無効化するモードと、電源供給が絶たれた際にデータを無効化するモードを搭載する。
640/500/320/250/160GBの5つのラインナップを用意。OEM供給で4月下旬にサンプル出荷、6月下旬から量産を開始する。