「神楽坂には猫がたくさんいるよ」と聞いたので、近くを訪れるついでに散歩していたのだが、そんな「ついでの散歩」ではなかなか顔を出してはくれないわな……。
最初に見つけたのは、神楽坂上から少し歩いた、筑土八幡神社のあたり。首からソニーのミラーレス一眼「NEX-5」をぶら下げて歩いていたら、すぐ脇をトトトトッと歩くクロネコを発見。
「おっ」と思ってカメラを構えてしゃがむと、ツツツツッと工事現場のフェンスの奥に入ってしまった。なんとも素早い。
でも、こんなときこそNEX-5のようなローアングル撮影ができるデジカメの出番。猫が潜り込んだ隙間にレンズを当てて中を覗き込んで見ると、工事のために更地になった台地下の広いエリアを悠々と去っていく。工事自体は行なわれていないので、のんびりしたもんである。
あまりに悠々と去っていったので断念。
気を取り直して別の日。猫はいないかなと路地を歩いていると、人がひとりやっと通れるか通れないかという路地をトコトコと歩いてくる大物を発見。
見るからに大物でしょう。こっちがしゃがんでローアングルで狙っているにも関わらず、気にせず歩いてくる。
暗い路地を歩いている猫の撮影なので、感度を上げてもAFが間に合わなかったり、被写体ブレがあったりして、ヒット率が低いのだけれども、なんとか1枚だけちゃんと撮れていた。よしよし。
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