このページの本文へ

ネットワーク専用プロセッサーやプロトコル解析モジュールを強化

IBM、最大23Gbpsを誇るネットワークIPS「GX7800」発表

2011年04月07日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 4月5日、日本IBMは、業界最高速の23Gbpsを謳うネットワークIPS「IBM Security Network Intrusion Prevention System GX7800」(以下、GX7800)を発表した。

IBM Security Network Intrusion Prevention System GX7800

 GX7800は外部からの攻撃をインラインで遮断するネットワークIPS。GX7800では、ネットワーク専用プロセッサーや内部バスの広帯域化などネットワーク処理専用モジュールを強化。モジュール上では一連のトラフィックを追跡・監視することでどのパケットを詳細に解析するかを判断し、解析処理量を動的に変化させる「FlowSmartテクノロジー」が実行され、処理性能を最適化する。また、プロトコル解析モジュールにおいては、搭載メモリの使用可能量を従来機種の8倍に引き上げ、複数のCPUコアの有効活用・高度な並列処理の可能にしたバージョン2.0を採用。これにより、業界最高速を謳う23GbpsのIPSスループット、同時処理最大1250万セッションという性能を実現した。

 攻撃の検知に関しては、IBMのグローバルなセキュリティー研究開発組織である「IBM X-Force」による脆弱性や攻撃の分析を元にしたシグネチャが即時に反映される。また、発見された脆弱性に対して仮想的にパッチを適用する「Virtual Patch」により、ソフトウェアベンダーによるパッチが提供される前に発生した攻撃に対しても、スピーディーに対応できるという。

最小構成価格は3140万円(税別)となる。

■関連サイト

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード