NECビッグローブは、Androidタブレット「LifeTouch」(NEC製)と同社のクラウドサービスを組み合わせた新サービス「Smartia」を12月6日にスタートする。端末自体は売り切りモデルを採用し、価格は4万2800円。BIGLOBE会員であるなどの購入条件はない。
Smaritiaの端末は7型ディスプレイを採用。「家庭で使うのであれば10型でもいいが、普段から持ち歩くのであれば7型ではないか」(同社取締役執行役員常務 古関義幸氏)とのことで、自宅と屋外の両方での利用を想定。ウェブブラウザーはもちろんニュース表示機能や、各種コンテンツなどを幅広く用意する。また同社が運営するアプリマーケット「andronavi」の利用も可能である。
ISPとして10年にわたる提携関係を持つ、グーグルとの協力体制についてもアピール。3G通信機能を持たないタブレット型端末でありながら、Androidマーケットに加え、GoogleマップアプリやYouTubeアプリなど、グーグル純正ソフトも利用できる。
端末の詳細を見ていくと、メインディスプレイは前述したように7型で画面解像度は800×480ドット。Android OS 2.1を搭載し、OSのアップグレードについては「検討中」。BluetoothやGPSのほか、地磁気センサーも搭載する。タッチパネルについては抵抗膜方式でペンによる操作も可能だが、一方でマルチタッチには非対応。とはいえ端末の完成度は高く、国内生産というのにも納得させられる質感があった。
当面はオンラインと電話による直販体制が中心となるが、11月27日にベルサール秋葉原で開催される「週アスLIVE!」を始め、ユーザー向けのタッチイベントは積極的に開催していきたいとした。また2011年1月31日までは発売記念キャンペーンとして、同社の「BIGLOBE高速モバイルEM」契約者にSmartiaを3万4800円、Pocket WiFiを0円で、また「BIGLOBE光パックNeo with フレッツ」契約者にはSmartiaを1円で販売する。