3Dテレビとして、明るい映像にこだわった最上位モデル
「AQUOSクアトロン LC-46LB3」
では、注目すべきモデルの詳細を解説しよう。まずは最上位モデルのLC-46LB3を見ていく。4原色液晶パネルに加えて、3D表示が可能で、内蔵するBDドライブは、3D対応はもちろん、3層(100GB)という大容量BDメディア「BDXL」にも対応するという充実の内容となっている。
外観は、本体の右側面にBDドライブが追加されている以外は、AQUOSクアトロンの3Dモデル「LV3」とほぼ同様で、画面の左右と下部に合計8個のスピーカーを内蔵する「ARSS」も同じだ。
ちょっと気になるのが、インターネット接続用のEthernet端子と、BDソフトのBD-Live用のEthernet端子が別々に存在すること。BDドライブの仕様の問題かもしれないが、テレビ一台にEthernetケーブルを2本も接続するのは少々面倒に感じる。BD-Liveは必須の機能ではないが、将来的には改善してほしいポイントだ。
また、側面にはUSB端子があり、USB HDDを接続すれば、内蔵BDだけでなくUSB HDDへの録画も可能。本機は3層で100GBの大容量規格「BDXL」にも対応しているが、価格はまだ高いし、1TBが当たり前になりつつあるHDDに比べてBDでは録画容量が不安だという人も安心だろう。
付属のリモコンは、3Dボタンなどが追加された「AQUOSファミリモコン」で、大きめの再生ボタンなどがしっかりと装備されたタイプ。BD内蔵タイプだけに、ほぼレコーダーと同等の操作ができるようになっている。
同じく付属する3Dメガネは、メガネ側に3D/2D切り替えが備わっているのがユニーク。これは文字通り、テレビからの3D映像をメガネ側で2Dに変換する機能だ。例えば2人で3D映像を見ていて、目が疲れたので自分だけ2Dで見たいと思ったとき、メガネ側で3D→2D変換をすれば、自分だけが2D映像で、相手は3D映像のまま視聴を続行できる。これは健康に配慮した安全対策だろう。
このほか、視聴中に電池が切れてしまったときなど、USBケーブルで接続して電力供給しながら視聴することも可能。オプションの3Dメガネは同一デザインだが、シルバー/赤/青のカラバリが用意されている。
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