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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第33回

Firefoxの超便利アドオンで快適ブラウジング 後編

2010年09月28日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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Instapaper

 自宅やオフィスのパソコンで見つけたウェブサイトを、iPhoneやiPadを使って外出先でチェックしたいこともある。ブックマークして同期したり、ソーシャルブックマークに登録すればいいのだが、地下などの圏外では閲覧できない。そんな時に便利なのが「Instapaper」だ。ウェブサイトを保存できるクラウドサービスで、Firefoxでも使えるブックマークレットやiPhoneやiPad用のアプリも公開している。

 使い方は簡単。まず、ウェブサイトにアクセスしてアカウントを取得する。ログインしたら、右ペインの中程にある「Read Later」というボタンを、ブックマークバーにドラッグアンドドロップして登録すれば準備完了だ。Firefoxでウェブを閲覧していて、後で読みたいページを見つけたら、ブックマークレットをクリックするだけ。「Saved!」と表示されたら完了だ。

Instapaper

「Instapaper」を使うには、まずブックマークレットを登録する

 ほかのパソコンやiPhone、iPadなどからInstapaperにアクセスすると、保存したウェブページを閲覧できる。筆者はiPadなどで読み終わったら、気軽に削除するようにしている。もう一度読みたいなら残しておき、頻繁に利用するようならブックマークに追加すればいい。

 また、仕事の途中で取材などに出かける際には、そのときに開いている数十のウェブページをInstapaperに保存しておき、電車の中などで目を通すようにしている。そうしておくと帰宅してからの作業がスムーズだし、出先の隙間時間に原稿を書くことも可能だ。iPhoneとiPadのユニバーサルアプリは600円するが、情報収集には欠かせない神アプリだ。

電波が届かないところやWiFi版iPadでもウェブを閲覧できる

オフィスや自宅で、iPadにデータをダウンロードしておけば、電波が届かないところやWiFi版iPadでもウェブを閲覧できる


ライターの仕事に便利なアドオンを活用

Screengrab

 ウェブページのキャプチャーは、通常は横長画面でいい。しかしSNSの機能解説などでは、全画面を掲載する必要がある。通常はいくつかの画面に分けてキャプチャーし、フォトレタッチソフトで合成することになる。そんな手間を省いてくれるのが「Screengrab」だ。

 キャプチャーしたいウェブページ上で右クリックメニューから、「Screengrab!」→「Save」→「Complete Page/Frame」をクリックすると、画像の保存画面が開く。保存できるのはJPGとPNGのみなのはやや残念だ。筆者の仕事では、画質の劣化がなく汎用的なBMPやTIFF形式でキャプチャーしているからだ。とはいえ、今ではPNG形式でもほぼ問題はない。ウェブに掲載される記事なら、そもそもJPEGでキャプチャーしてもいい。

「Complete Page/Frame」(赤枠内)で保存する

「Screengrab」。「Complete Page/Frame」(赤枠内)で保存する

こんな縦長の画面キャプチャーが一瞬で取れる

こんな縦長の画面キャプチャーが一瞬で取れる


SBMカウンタ

 ウェブに掲載された自分の記事がどれくらいソーシャルブックマークされているのかは気になるところ。「はてなブックマーク」や「Delicious」、「livedoorクリップ」などにアクセスして検索すればわかることだが、「SBMカウンタ」を使うと、その手間が省ける。

SBMカウンタ

「SBMカウンタ」(赤枠部)。ウェブページの注目度がステータスバーで一目瞭然

ステータスバーの拡大

ステータスバーの拡大

 SBMカウンタは、表示しているウェブページがソーシャルブックマークに登録されている件数をステータスバーに表示してくれるのだ。クリックすれば、そのページに関するコメントを参照できる。

クリックすると、はてブなどのコメント欄が開く

クリックすると、はてブなどのコメント欄が開く

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