素で驚いた。なにコレ、スゴい。
まずテキトーに文字を書いてみた。日本語や英語、メモにありがちな個人によって独自進化を遂げた崩し文字、図表を書いていく。このとき、PCに未接続の場合、MVPen EN201がどのようにキャプチャーしているか確認できないので、メモツールとして機能しているのか、いまいち信用が置けなかった。
しかし、以下の写真を見てほしい。
なにコレ、スゴい。センサー位置のズレで多少おかしいところはあるが、パーフェクトといっていいレベルだ。筆圧機能はなく、解像度もメーカー曰く100dpiと決して高くないが、崩した文字や図表をちゃんと拾ってくれているのであれば、デジタル文房具として優秀といえる。
さらに便利なのがOCR機能だ。付属ソフトのNote Takerで開いたメモから手書き文字を認識して、テキストファイルやリッチテキスト、ワード形式、一太郎形式などに変換できる。またOCRだけでなく、図表は画像として変換するといった精度の高さも魅力的だ。
OCRの精度は標準状態でもかなり高く、しっかり書いていなくても意外と文字を認識してくれた。
また付属のMyScript Notesにはトレーニングがあり、トレーニングサンプルテキストをを書き写していくことで、ユーザーのクセを記憶し、OCR精度を高めることも可能だ。ワードや一太郎形式にメモを送り込みたいという場合は、少し面倒だが、最初にトレーニングを済ませておくと直しが少なくてよくなる。
なおユニットは、Windows Vistaや7の場合、紙の中央上部に取り付ける必要がある。逆にXPの場合は場所問わずとなっている。いずれの場合も、32bit/64bitで動作するため、あまりOSのことは気にしなくてもいい。