標準電圧版Core i7を搭載
720QM/15.6DD/4/500/Professional 7 64モデルは、最近各メーカーがノートPCに採用することが多くなった標準電圧版CPUのうち、4コア/8スレッド処理が可能なCore i7-720QM(1.6GHz)を採用している。
3DCGや映像などのエンコードやレンダリング時は、対応するアプリケーションであれば、処理可能なスレッドが多いほど高速になる傾向があり、優位に働くだろう。
CADや3DCGの描画向けに最適化されたOpenGL系グラフィックスチップのNVIDIA Quadro FX 1800Mも搭載している。「CrystalMark 2004R3」でのベンチマーク結果は、総合性能の「Mark」値が166045と、いままでレビューした機種のなかでもトップクラスの数値となった。とくにOpenGLの描画性能を表す「OGL」値が高く、全体性能を引き上げたと思われる。
計測ソフトに「BBench」を使用し、キーストロークとWeb巡回をONにして、バッテリー駆動時間もチェックした。PC側の設定は無線LANをON、電源はHP独自の電源管理ソフトで「勤務先」に設定、輝度はWindowsの設定で50%に設定してある。
結果は2時間20分10秒と、通常電圧版のクアッドコアCPUと外部グラフィックスを搭載していることを考えると、バッテリー駆動時間はまずまず長いと言える。
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