テキスト/青空文庫形式のデータを作成する
続いて、青空文庫形式(テキストデータ)を試してみましょう。青空文庫形式はテキストデータですので、テキストエディターなどで原稿を用意するだけです。iPadでは「i文庫HD」を購入するとプレーンテキストや青空文庫形式を表示できます。
i文庫HDはテキストデータは縦書き表示やルビにも対応しています。テキストは自動的に縦書きになるので何も設定する必要はありません。ルビ(ふりがな)を振りたいときは以下のように《》で囲みます。
古籏一浩のJavaScript実験室《じっけんしつ》
漢字が連続している場合は以下のように|で区切ってから《》で囲んでルビをふります。
古籏|一浩《かずひろ》のJavaScript実験室《じっけんしつ》
テキストファイルはiTunes経由でi文庫HDに転送します。実際の表示は以下のようになります。
iPadのi文庫HDで表示する際は、文字を見やすく修正・置換しなければならない場合もあります。
テキスト形式(青空文庫形式)は非常に手軽でシンプルですが、専用のビューア(i文庫HDなど)がないと電子書籍として表示できないデメリットがあります。また、画像が使えないので漫画、雑誌などは表現できません。