NTTドコモは、シニア層向けの富士通製ケータイ「らくらくホン7」(F-09B)を7月23日に発売する。
らくらくホン6から1年振りに登場した新製品、らくらくホン7の目玉はインターネット機能。らくらくホンを利用するユーザーにとっての心配事は、iモードを利用すると最終的にお金が必要になる点ではないかと分析。そこでらくらくホン7には「らくらくサイトボタン」を押すことで、らくらくホン専用のiメニューが表示され、ユーザー層の趣味嗜好に合わせた情報を無料で提供する。具体的な内容としては、雑誌「サライ」と提携した旅や食に関する情報、瀬戸内寂聴さんに関する「寂聴の部屋」、「今日は何の日」などが含まれている。
もうひとつの目玉が、元マラソンランナーの高橋尚子さん監修によるウォーキングクリニック。らくらくホンは世界初(2003年)で歩数計を搭載したケータイでもあるのだが、今回は富士通独自のセンシング技術により、ケータイをウェストポーチに入れるなどした状態でウォーキングするだけで、体幹の回転や前後左右上下のバランス、着地時の衝撃などを測定して、理想の歩き方からどのように外れているか、またフォーム修正のアドバイスなどをしてくれる。
このほかにも従来は絵文字のみだったメール機能はデコメ絵文字やデコメピクチャが利用可能に。さらにカメラは810万画素に進化、さらにiコンシェルにも対応している。また単純にスペックを上げるのではなく、予測候補にデコメ絵文字を表示させたり、カメラ機能では背面のカメラ部に指が被った場合は警告を表示したり、QRコードはわざわざモードを選ばずとも自動認識したり、iコンシェルのメッセージは背面ディスプレイに表示させたりと、誰でも使えるようにする工夫が徹底的に盛り込まれているのが、らくらくホンならではの特長と言える。
記者会見に登場したCMキャラクターの大竹しのぶさんはみずからも機械があまり得意でないとしつつも「機械が難しいからと思わないで、ボタンをポンと押すだけで世界にも繋がるので、新しいことを始めていただきたいです。人生を楽しみましょう」とコメントした。