5月18日に行なわれ、Ustreamでもリアルタイムで配信されたソフトバンク2010年夏モデル新商品発表会。孫正義社長の口から飛び出した言葉は「キーワードはTwitter」だった。
孫社長(@masason)がどっぷりとTwitterにハマっているのはもうすでによく知られたところ。「今は楽しくて仕方がない。仕事に大変役に立っている。電波改善宣言もそのひとつ」とTwitterの存在をアピール。
具体的には夏モデルのほとんどにTwitter用アプリとウィジェットを標準インストールしている。同社の調べによると、iPhoneでは28%のユーザーがTwitterを利用しているのに対し、通常のケータイでは約3%で、そのようなユーザーはPC経由でアクセスしているようだ。そこで今回は通常のケータイでのTwitter利用頻度を上げようという考えだ。
また「昨年はWi-Fi搭載が今後の携帯の標準になると言って無線LAN搭載機を投入したが、これからはTwitterが必ずや標準機能になる。かつてはメール機能もカメラもそうだったように」とも語る。
また2009年冬モデルでアピールしたWi-Fi機能についても、昨日発表したスターバックスコーヒーとの提携に続き、ファミリーレストランや飲食店など、約60のチェーン店と提携、公衆無線LANサービスの拡充を図る。
「Twitterは誰もが情報の発信者になれるコミュニケーション革命だ!」とテンションを上げて熱弁をふるう孫社長が理想とする社会にTwitterや公衆無線LANサービスが大きく貢献するのは確かだろう。これまでTwitterを始めとする新しいソーシャルメディアはスマートフォン、特にiPhoneを中心に大きく加速してきたが、通常のケータイでも同じくソーシャルメディアの利用を加速していこうとする動きには期待していきたい。
最後には即興で「Twitter携帯」を略して「ツイケー」と愛称をつけるなど、最後まで徹底的にノリノリの孫社長だった。