筆者は何にでもすぐに凝るタイプだが、あまりこだわりのないモノもある。その代表格が財布だ。
それでも家中の財布という財布を集めるとすぐに1ダースくらいにはなるが、これは「戦略的衝動買い」を座右の銘にする筆者にとって、ご先祖様にも恥ずかしくてコレクションとは言えない程度のモノだろう。
ただ、こだわりがないとはいっても、どんな財布でもいいわけではない。せっかく持つのなら、筆者のニーズを満たしてくれる実用的なモノを選びたい。そんな気持ちで探していたのは、オフタイムに持つ財布だ。
お金にまつわる、ふたつの恐怖症
筆者の1ヵ月におけるスケジュールのうち、約4分の1はごく普通のお仕事で、お付き合いする方々も真面目なビジネスピープルの方々がほとんどだ。そのため財布は、当たり障りのないルイ・ヴィトン エピの長財布を長く愛用している。
しかし、この縦長の財布は、スーツを着ていて、それなりのレストランなどでは似合うが、それ以外の場合は単なる「ブランドKY財布」に成り下がってしまう。
というわけでここ数年、普通のサラリーマンに比べると、かなり多いオフタイムに持つべき財布を探して、ネットから街のバッグ屋さんまでチェックし回って、いろいろと衝動買いした。しかし結局満足できる財布は皆無だった。
筆者の場合、まず「レジ恐怖症」なのだ。レジ前から直ぐに立ち去る最良の戦略として、購入金額より大きな紙幣を必要枚数出すことで、安易に解決しようと考える。だから、ポケットはいつもお釣りの小銭で一杯だ。
そして「レジ恐怖症」に加えて「小銭恐怖症」でもある。レジで時間をかけて、ポケット一杯ある小銭を出して、数えて、支払ったことはほとんどない。小銭入れは必要ないので、子供の頃から一度も持ったことがない。
そんな筆者の二つの恐怖症を一挙に解決してくれたノーベル賞クラスの財布が、「アルジャン・ショート」だ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。
この連載の記事
-
第784回
トピックス
ありそうでなかった“目盛り”で時間経過「ビジュアルバータイマー」を衝動買い -
第783回
トピックス
ニキシー管風「Smart Weather Clock」(天気予報管)を衝動買い -
第782回
スマホ
6万9800円で「nubia Flip 5G」折りたたみスマホを衝動買い -
第781回
トピックス
真ん丸の外観に惹かれ円盤型「UFOマウス」を衝動買いしたが…… -
第780回
トピックス
好みの時間を設定可能、乾電池式「ポモドーロタイマー」を衝動買い -
第779回
トピックス
レノボとAmazonベーシックのお勧め「ラップトップスタンド」を衝動買い -
第778回
トピックス
折ってちぎって6人で使える「Paper Pens」を衝動買い -
第777回
トピックス
ゲオでレトロ感満載「FM付き レトロスピーカー」を衝動買い -
第776回
トピックス
発売日に電子メモ「Boogie Board(papery)」を予約衝動買い -
第775回
トピックス
ユーザー評価の高いJPRiDE「model i ANC」を手に入れた! -
第774回
トピックス
割り切りが素晴らしい3COINSの3300円スマートウォッチを衝動買い - この連載の一覧へ