3月31日、日立製作所は同社のブレードサーバー「BladeSymphony」のハイエンドモデル「BS2000」に、10年という長期のハードウェア保守を実現する「BS2000」Eタイプを追加した。Xeon 7500を採用した高性能サーバーブレード、サーバーシャーシ、I/Oスロット拡張装置などで構成される。プロセッサーコアの障害を事前に検知し、予備のプロセッサーコアに切り替えるコアの交換機能を持つ。専用ボードで接続することで、2台のサーバーブレード間でSMPによる並列処理を実現した。現状は2台だが、4台のサーバーでのSMP接続も計画している。
また、Xeon 7500番台を採用した高性能サーバーブレードは、「BS2000」の標準モデルにも搭載される。1台あたり2CPU(16コア)を搭載できるほか、2台のブレードサーバーでのSMP構成も可能になっている。
さらにLinuxのサポート体制を強化。オプションとしてRed Hat Enterprise Linuxでの障害に対する支援策になる「ダンプ取得機能強化サポートオプション Enterprise Edition」を追加し、BS2000に提供するという。