夏に秋葉原の駅前や街中で、打ち水イベントを主催するNPO法人リコリタが主催し、NPO法人大江戸野菜研究会や日本農業新聞の協力の下に6月から秋葉原の街で稲作を行なっていた“秋葉原菜園”。
6月の上旬に秋葉原のメイドカフェのメイドさんや各団体のスタッフが、日本農業新聞の屋上に用意されたバケツ水田に種を撒いてから約5ヵ月の時を経て、収穫の時期がやってきた。
今回の秋葉原菜園は、個人でも手軽に行なえるバケツを使った稲作となっており、日本農業新聞の屋上を始め、同企画に賛同する秋葉原のメイド喫茶の店頭や店舗の入るビルの屋上、ベランダなどにもバケツ水田が用意されて稲作が実施された。
その見事に育ったお米を収穫するべく、10月20日に日本農業新聞の屋上にて、メイドさんたちによる収穫が行なわれた。バケツ水田から刈り取られた稲は、ご飯茶碗約2杯分とのことだ。
収穫された稲は、約10日ほど天日で乾燥させた後に、10月31日に秋葉原UDX4階の東京フードシアター5+1で開催された「神田やっちゃば祭り」の会場にて、脱穀、もみすり、精米の工程の体験と同米を使用したオムライスを実際に食べるワークショップで使用。イベントに参加したメイドさんやワークショップの参加者が、秋葉原産のお米に舌鼓を打った。
メイドがアキバで稲を刈る!
10月20日にヨドバシカメラマルチメディアAkibaのならびにある日本農業新聞本社ビル屋上に集まったメイドさんは、JAM akihabara、ロイヤルミルク、めいど美容室 お~ぶ、メイド美容室 モエシャンの4つのショップ。
彼女たちは、もちろん普段は普通に都会で暮らす女の子で、いままで稲作なんて経験したことがない。という訳なので、借り入れは鎌ではなくはさみを使って行なわれた。
バケツで稲は育てていたが、今回のイベントには残念ながらお店の都合で出席できなかったのは、同企画に参加しているメイド系ショップにミスティヘヴンとシャッツキステの2店舗。
それぞれの店で育てられていた稲は、5ヶ月屋外にあったためにバケツが非常に壊れやすくなっていた。日本農業新聞の屋上には運ばれず、現地で借り入れが行なわれる予定だ。
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