Outlook Expressからの移行もできるメールソフト
Windows Liveメール
最近ではグーグルの「Gmail」のように、ウェブブラウザーからメールを読み書きできるサービスが多い。しかし、ブラウザーベースのメールシステムは、基本的にネットに接続した状態でなければ、メールの読み書きはできない。やはり、ネットブックでもメールソフトはあった方が便利だ。
しかしWindows 7では、OSにはメールソフトが付属していない。その代替として、「Windows Liveおすすめパック」には、「Windows Liveメール」というメールソフトが用意されている。Windows Liveの名前がついているが、マイクロソフトの「Hotmail」などの専用メールソフトというわけではない。各ISPのメールサービスやGmailのクライアントとして利用できる。
ユーザーインタフェースも、Outlookなどの3ペイン(3つに分割した画面)構成となっている。そのため、Windows XPの「Outlook Express」や、Windows Vistaの「Windowsメール」を使っていたユーザーにとっては、非常にわかりやすい。
また、HotmailやGmailには、ISPメールのデータを読み込む機能がある。この機能を使えば、大容量のGmailや容量無制限のHotmailに、ISPのメールをすべて読み込ませて、保存しておくこともできる。これなら、古いメールを検索するときも便利だ。
さらに、Hotmailのアカウントを持っていれば、Windows Liveメールから、Windows Liveのカレンダーサービスを使える。このカレンダーサービスを使えば、インターネット上で予定表のデータを一元管理できる。ネットブックから編集したあとで、別のパソコンからアクセスすれば、データはきちんと更新されている。つまり複数のパソコンから、ひとつの予定表を共有できる。
しかも、Windows Liveメールが持つ予定表機能から利用できるため、ネットにつながっていなくても、予定を見たり追加できる。ネットに再接続すれば、自動的に予定表をアップデートしてくれる。
なおWindows Liveおすすめパックには、メール以外にもインスタントメッセンジャー、ブログ編集ツール「Writer」、画像編集管理ソフト「フォトギャラリー」、動画編集ソフト「ムービーメーカー」、有害サイトをチェックする「ファミリーセーフティ」、ウェブブラウザー用ツールバーなどが入っている。ただし、これらすべてのソフトをインストールする必要はない。
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