企業には、Windows 7 Enterprise版を使ってほしい
Windows 7には、様々なエディションがあるが、企業はどのエディションを使えばいいのだろうか?
諸原 「やはり企業では、Windows 7のEnterprise版を利用してほしいと思います。企業向けのいろいろな機能が用意されています。また、アプリケーション配信を行なう「App-V」、クライアントPCの仮想OSを管理する「MED-V」などのソフトが提供されている「MDOP(Microsoft Desktop Optimization Pack)」は、Enterprise版でしか提供されていません」
諸原 「このため、企業の規模に関係なく、各機能が必要な方々には、Enterprise版を勧めています。このような機能を必要としない企業においても、最低限AD環境でクライアントPCを使えるように、Professional版以上は必要になるでしょう。これ以外のHOME Premiumなどは、コンシューマー向きで、企業内で利用するには機能的に無理があります」
堀内 「Enterprise版というと、中小規模の企業にとって、自分たちにマッチするのかどうか? と考えられがちです。しかし、中小規模の企業でも、MDOPなどの機能が必要なら、是非ともEnterprise版を選択していただきたいと考えています。
Enterprise版は、ソフトウェアアシュアランス(プレインストールはなくライセンス提供のみ:以下SA)でしか提供されないため、デルとして、プリインストールモデルは用意しませんが、デルの営業にご連絡いただければ、導入する企業にとって最もいいアドバイスができると思います」
中小規模の企業にとっては、「マイクロソフトのSA」と言われてもピンとこない。
実際、デルでも、オンラインストアでSAが付属したパソコンを販売しているわけではない。このあたりが、SAが中小規模の企業に普及していない原因かもしれない。しかし、デルに相談すれば、様々なマイクロソフト製品と組み合わせて、どのようなライセンスで購入することが、企業全体としてITコストを削減してくれるかをアドバイスしてくれる。
諸原 「これ以外にも、デルではクライアントPCの導入サービスなど、さまざまなソリューションを用意しています。こういったソリューション サービスは、大企業向けと思われがちですが、中小規模の企業でも十分にご利用いただけます。クライアントPCの導入サービスをご利用いただければ、企業が利用しているアプリケーションをあらかじめ導入して、クライアントPCを納品することもできます。また、社員が持っているPCのデータなどを移行するためのツールも、デルで独自開発したものを提供しています」
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