内蔵WiMAXは実効速度4Mbpsで快適ネット接続
WiMAX内蔵モデルでは、接続にインテル製の専用ユーティリティーを利用する。ユーティリティー上でWiMAXを「オン」にして、「接続」をクリックするだけの簡単操作だ。まだWiMAXサービスに加入していない場合は、申し込みのウェブページが自動的に開く。
実効速度を計測したところ、4Mbps前後の結果となった。ワイヤレスWANとしては高速で、ネットの閲覧は問題ない。エリアテストは行なっていないが、順調にエリアは拡大しているとのこと。都心部では、使える範囲がかなり広がっているようだ。
10万円台後半のコストパフォーマンス!
試用機の構成の場合、価格は18万9800円。手頃な価格でこれだけのパフォーマンスとWiMAXの通信機能が手に入るなら大満足だ。VAIOらしくスタイリッシュなデザインに加え、カラーやデザインも多数ラインナップするなど、物欲を刺激してくれる。
VAIO type Zは、自宅やオフィスでの普段使いに加えて、外出先でも本格的な作業を行ないたい人にぴったりの、高性能モバイルノートだ。
VAIO type Z VGN-Z92JS(試用機)の主な仕様 | |
---|---|
CPU | Core 2 Duo P9500(2.53GHz、製品版とは異なる) |
メモリー | 2GB |
グラフィックス | GeForce 9300M GS、Intel GM45 Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 13.1型ワイド 1366×768ドット |
HDD | 180GB(製品版とは異なる) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線通信機能 | モバイルWiMAX、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1 |
サイズ | 幅314×奥行き210×高さ24.5~33mm |
質量 | 約1.39g(最軽量時) |
バッテリー駆動時間 | 約8~10.5時間(スタミナモード時) |
OS | Windows Vista Home Premium SP1 64bit版 |
価格 | 18万9800円(試用機とほぼ同等の構成時) |
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。Netbookからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートPCは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、PCやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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