Ubuntu・Kubuntu・Xubuntu?
小林:では少し話を戻して。「Ubuntu・苦buntu・Xubuntu」について、という話題に戻りましょうか。
あわしろいくや:Kubuntuが苦buntuになってます……。
瀬尾浩史:……。
やまね:わざとやってるんだか天然なんだか微妙な誤変換だ……。
小林:お、おや?
瀬尾浩史:人間ってコワいペン。
hito:ある意味ホンネ? Kubuntuは使おうとするとかなり大変ですからね……って語る前に誰か説明しましょうよ。
あわしろいくや:(きょろきょろ
瀬尾浩史:普通のがUbuntu、KDE使うのがKubuntu、XFce使うのがXubuntu、って理解でいいんですか?
小林:基本的にはそのように思って頂いていいと思います。使い分けは……。
あわしろいくや:いや、KDE愛に満ちていて、どうしても使いたい人以外Kubuntuは使っちゃダメですよ!
hito:今のKubuntuは日本語環境で使うにはツラいです。ほとんどユーザーがいないのでデバッグも進んでないですし、ローカライズ作業も進んでないですし、メンテナンスも厳しいところです。
ミズノ:これまでKDE使ってきて、KDEに慣れてる人が使う、ぐらいの認識で。
hito:良く出来てるので、「使いたければ」使ってもいいとは思います。でもUbuntuの方がユーザーが圧倒的に多いので。
編集S:KDEの説明しないとなので、説明よろ。
ミズノ:青い奴です。
編集S:……配色が青中心ですね~。
ミズノ:歯車が出てくる奴です。
編集S:……起動画面ですね~。
ミズノ:つゆだくです。
編集S:……素人にはお勧めできないですね~。
ミズノ:KDEコントロールセンターが意外と便利です。
編集S:ええい、マトモな説明をしろ! ……ってあれ、マトモな説明だ。
ミズノ:KDEっていうのは、「デスクトップ環境」の一種です。「デスクトップ環境」というのは色々な意味がありますが、普通に使っていく分には「Windowsっぽく、GUIでなんか色々操作したり、設定したり、ネットワークドライブを見に行ったりできるもの」だと思ってください。
hito:「GUIでなんか色々操作だけができるもの(設定やネットワークドライブの確認はできない)」というのもあって、これをウインドウマネージャーと言います。デスクトップ環境にもウインドウマネージャーが含まれていて、「ふつうのUbuntu」で使われているデスクトップ環境(GNOME)のウインドウマネージャーは「Metacity」と言います。
小林:デスクトップ環境には色々な種類があって、それが「GNOME」や「KDE」「XFce」というわけです。特徴は……GNOMEは「広く使われている」、XFceは「軽い」、KDEは……なんでしょう……。
hito:「色々設定できる」ですかね。本当にいろいろコンフィグできます。カスタマイズ好きな人にはいいかもしれません。
小林:そして、GNOMEを中心にしているのがUbuntu、KDEを中心にするのが苦buntu、XFceを中心にするのがXubuntu、というわけです。
やまね:また誤変換っとる……。
あわしろいくや:もう止めて! いくやのライフはゼロよ!(しくしく) ←Kubuntuに身も心も捧げていた人(過去形)。
ミズノ:Ubuntuより早くKDEはこの世にあった。心はKDEに捧げてもよい。
編集S:だが、貴様らのケ……しまった、つい。
小林:軽い環境がいい人はXubuntu、カスタマイズしたい人はKubuntu、普通の環境がいい人はUbuntu、というのが良いと思います。
編集S:どれがいいのか分からない人はどうすれば?
やまね:普通のUbuntuでいいんじゃないかなー。でもどうせなら、sid@Debi(殴打音とともに省略されました)。
編集S:(ハリセンをしまいながら)ふー。あぶないところだった。
瀬尾浩史:こ、こわいペン……。
小林:(騒ぎや謎の語尾をスルーしつつ)さきほどの使って頂くバージョンの話題を含めると、「迷ったら、最新のUbuntuを入れてみる」というありきたりな結論になるわけですが……。
あわしろいくや:それでいいんじゃないですかね。奇をてらっても仕方ないですし。
ミズノ:普通が一番です。情報も多いですし。
hito:空いているマシンがあればそれに入れて頂けばいいですし、最近は2~3万円ぐらいで買える安いPCもありますし。ああいうものを確保して、使ってみて頂くのがいいかなーと。
小林:そうですね。どうしても、「実際に触ってみる」というのは大きなハードルだと思います。
編集S:てなあたりで、今回もお時間になりました。次回(再来週)は『師範、Windowsと作法が違いすぎます!(仮)』と題して、セキュリティソフトとか、「ソフトウェアのインストールってどうやればいいの?」といった内容でお送りします。たぶん。この人達の気が変わらなければ。
瀬尾浩史:気分で内容が変わるんですね……。
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