11.6型 Eee PC 1101HA
Eee PC Seashellシリーズのもう1機種は、11.6型ワイド液晶ディスプレーを搭載する「Eee PC 1101HA」だ。一般的なネットブックよりも解像度の高い1366×768ドットの11.6型ディスプレーを採用し、快適な操作性を誇る。CPUは低消費電力性能に優れたAtom Z520(1.33GHz)を採用。重さ約1.38kg、厚さ21.8~36.2mmのボディーで、バッテリー駆動時間は最大約10.7時間の長時間駆動を実現している。
ボディーデザインは1008HAと同じく、二枚貝をモチーフとした曲面を多用したデザインを持つ。ディスプレーやモバイル性能が高い分、価格は1008HAよりやや高い5万7800円(Office Personal 2007 2年間ライセンス版付属モデルは6万7800円)だが、実用性の高さではこちらも魅力的だ。
発売時期は7月中旬の予定。なお、26日に発表されたモデルは、OSにWindows XPを採用しているが、今後Windows Vista Home Premiumを採用したモデルの発売も予定されている。VistaモデルはWindows 7優待アップグレードキャンペーンの対象機種となる。
薄型ノート U20A、UX50V
ネットブックではなく、光学ドライブとCore 2シリーズのCPUを搭載した薄型ノート「U20A」と「UX50V」も同時に発表された。
12.1型ワイド液晶ディスプレーを搭載するU20Aは、厚さ22~29.6mmの薄型ボディーにDVDスーパーマルチドライブを標準搭載した、薄型モバイルノートである。
CPUには超低電圧版のCore 2 Solo SU3500(1.40GHz)を採用。メモリー4GB、Intel GS45 Expressチップセット内蔵など、ネットブックを一回り以上上回るスペックを備える。搭載ディスプレーは12.1型ワイド/1280×800ドット。バッテリー駆動時間は最大約8.3時間を実現している。
キーボード内に自動調整機能を備えたバックライトを装備。暗所では自動でライトが点いて、キー操作を助ける。また、マルチタッチ対応のタッチパッドにも、ユーザーの操作に合わせてライトが光るギミックが取り入れられている。
OSはWindows Vista Home Premium SP1で、Windows 7優待アップグレードキャンペーンの対象機種である。価格は9万9800円。Office Personal 2007搭載モデルは11万98000円。発売時期は7月下旬の予定。
UX50Vは15.6型ワイド/1366×768ドットの液晶ディスプレーを搭載した、モバイルよりもデスクトップ代替ノートに近いノートパソコンである。厚さは18.6~28.6mmと薄くデザインされているが、重さは約2.6kgと、モバイル用途にはいささか重い。
搭載CPUは超低電圧版のCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)で、チップセットはU20Aと同じ。ただし、グラフィックス機能として独立GPUの「GeForce G105M」も搭載。チップセット内蔵グラフィックスとの動的切り替えが可能で、高いグラフィックス性能とバッテリー駆動時間重視を使い分けられる。バッテリー駆動時間は最大約4.93時間。
OSはWindows Vista Home Premium SP1で、Windows 7優待アップグレードキャンペーンの対象機種。価格は12万9800円で、Office Personal 2007搭載モデルは14万98000円。発売時期は7月中旬の予定。