なぜ、あのネットショップは今日も繁盛しているのか? なぜ、自分のショップでは商品が売れないのか?
他にはない強い商品開発力、他店を引き離す圧倒的な集客手法、一度捕まえたお客を逃がさない囲い込み術……と、成功したネットショップには現場で蓄積されたノウハウがある。本連載では、全国の優れたネットショップの事例からそのノウハウを公開。あなたのショップの“勝ちパターン”を見つけるヒントにしよう。
■今回の成功ネットショップ:
ベビー用スリング専門店『Happy!hughug』(はぴはぐ!)
2003年開業。年商非公開。育児経験を生かしたオリジナルスリングの製造販売を開始。スリングアドバイザーとして各地のスリング講座などの講師としても活躍。日本ベビースリング協会会員。
- URL:http://www.happyhughug.com/
- 店主:藤原真希枝さん
適宜見直し、ときに全面リニューアル
サイト作りにおいても“現在進行形”の姿勢が必要
前回までは「商品」にスポットを当てて紹介しましたが、どんなに自信のある商品も、販売ツールであるサイトそのものに戦略がなければ、決して売れるネットショップにはなりません。売れるサイト作りをするショップは、時流を見極めながら、適宜サイトの見直しを図り、必要に応じて全面リニューアルも図っているという共通点があります。
2003年、スリングと呼ばれる赤ちゃんの子守帯を販売する『Happy!hughug』(はぴはぐ!)も、商品の入荷情報をはじめサイト更新を頻繁に行なうのはもちろん、2004年から数回程度、明確な目的を持ってサイトデザインの大幅なリニューアルを行なっています。
「Happy!hughug」のサイトデザインの変遷
2003年 | ・ネットショップオープン |
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2004年 | ・スリングとは何か、読んだあとでなければ通販ページに進むことができないサイトデザインに変更 |
2005年 | ・画像バナーを活用。「正しい抱っこの方法」「すべてのスリングに使い方説明書・ビデオつき!」など、特にアピールしたいことは画像バナー化していった |
2006年 ~2007年 |
・「家族で使える」「赤ちゃんとスキンシップが図れる」ことが伝わるイメージ写真を活用 ・トップページからダイレクトに商品詳細ページに進み、即、購入できる、通常パターンのサイトデザインに戻す |
2008年 ~現在 |
・トップページにバナー化した各商品を並べるなど、より視覚的に見せるサイト作りを行なっている |