ストレージベンダーのネットアップは、VMware環境でOSやアプリケーション、データなどのクローンを瞬時に作成できる「Rapid Cloning Utility 2.0」の提供を開始した。専門知識やスクリプトなどは不要で、GUI環境から簡単に操作できるという。
「VMware View」のようなデスクトップ仮想化ソリューションでは、クライアント用の仮想デスクトップイメージを台数分サーバ上に用意する必要があるため、ストレージの消費量も大きかった。しかし、Rapid Cloning Utility 2.0を、ネットアップのストレージ上で使うことで、1つのイメージを瞬時に複数作ることが可能になる。しかも、同社の重複除外技術を用いることで、複数のクローンでもストレージの消費を抑えられるという。
クローン作成にはネットアップ製ストレージのソフトウェア「Data ONTAP」上で動作する「FlexClone」が利用されている。VMware vCenterのプラグインとして動作するRapid Cloning Utility 2.0から、Data ONTAPを操作することで、クローン作成が実現されているという。デスクトップ仮想化の導入や運用を効率化するツールとして、無償で提供される。