ポケットに入る超望遠ズーム機を持ち運べ
デジタルカメラの低価格化が進んでいる。最近では一眼レフ機もエントリーモデルであれば5万円前後の予算でボディーを購入できる。画質やAF速度、ボケ味などの要素を考えれば有効な選択肢だ。
しかし、システムとしてはかさばるので、ついつい持ち運ぶのを躊躇してしまいがち。いいシーンに出会えたけど、「カメラを持ってこなかった!」と後悔する読者もいるかもしれない。
そこでお勧めしたいのが、光学10倍以上の超望遠コンパクト機である。レンズ交換なしで、広角20mm台から300mm前後の望遠までをカバーし、ポケットに入る大きさ。最近ではH264形式でハイビジョン動画を撮影できる機種も登場している。
ここでは市場で人気の製品の中から、キヤノンの「PowerShot SX200 IS」、パナソニックの「LUMIX DMC-TZ7」、オリンパスの「μ-9000」の3機種をピックアップ。その特徴を比較する。
表 主な仕様比較 | |||
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製品名 | PowerShot SX200 IS | DMC-TZ7 | μ-9000 |
メーカー | キヤノン | パナソニック | オリンパス イメージング |
実売価格 | 4万円前後 | 3万7000円前後 | 3万8000円前後 |
画素数 | 約1210万画素 (1/2.3型CCD) |
1010万画素 (1/2.33型CCD) |
1200万画素 (未公開) |
動画機能 | 720p (H.264、MOV形式) |
720p (H.264、AVCHD形式) |
VGA (AVI形式) |
HDMI端子 | ○ | ○ | ── |
ISO感度 | 80~1600相当 (200万画素で3200相当) |
80~1600相当 (高感度モードで6400まで) |
64~1600相当 |
サイズ (W×D×H) |
103.0×37.6×60.5mm | 103.3×32.8×59.6mm | 96×31×60mm |
重量(本体のみ) | 220g | 206g | 185g |