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ワイヤレスやハイエンドモデルも

シンプルな左右対応からワイヤレスまでトラックボール4種

2009年04月23日 06時00分更新

文● 行正和義

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左右非対称型でイージージャンプボタンを搭載

MA-TB30UPS

親指部分にボールを持つため、ボタンとホイールの操作はマウスと代わりない「スティングレー MA-TB30UPS」。ボールを側面に持ってきたためボタンとホイールの配置はマウスと変わりない

MA-TB30UPS

人差し指操作タイプと親指操作タイプのどちらが使いやすいかは好みが分かれるところだが、どちらかといえば精密な操作は人差し指操作、素早い操作は親指操作のほうが向いている印象がある

 左右非対称なトラックボールとなると主に右手用の製品となるが、中でも親指でボールを回すものは左右ボタンを人差し指と中指で操作できるため、マウスから乗り換えたユーザーでもさほど違和感なく利用できる。「スティングレイ MA-TB30UPS」は平べったい形状にマウスさながらの左右ボタンとスクロールホイールを装備。スクロールホイールには押し込み機能(第3のボタン)が付いていて、イージージャンプ機能を割り付けることもできる。やや大きめサイズのボディーとボタンは、手の大きな人にも手の平が余ることがなく、底面積が大きいため安定感は抜群だ。

MA-TB30UPS

ボディーは複雑な曲面構成となっており、手を置いたときに自然とボタンやボールに指が載るようになっている


スティングレー MA-TB30UPSの主なスペック
製品名 スティングレー MA-TB30UPS
分解能 400カウント
読み取り方式 光学式
ボタン 2ボタン、ホイール(スクロール+多機能ボタン)
インターフェース USB(PS/2アダプター付き)
本体サイズ 108(W)×154(D)×46(H)mm

5ボタンでアプリケーションを縦横無尽に操作!

MA-TB32UPS

人差し指操作/親指クリックの「ストリーム MA-TB32UPS」。縦長のマウスの前端上面にボールを埋め込んだような形状となっている。縦長のボディーは滑らかな曲面構成となっているが、ボタンのある左右の面はほぼ垂直に近い側面形なので手を載せるというよりも握りしめるような操作感となっている

 マルチファンクションかどうかもトラックボール選びのポイントにする人は多いだろう。シンプルな2ボタン(+スクロールホイールまたはスクロールボタン)が余計な操作を覚えなくていいという人もいれば、4ボタン・5ボタンにさまざまなファンクションを登録して、ワンタッチでアプリの起動やWebブラウザーの操作を済ますほうが便利だという人など、これまた好みは千差万別。

 もちろんマルチボタンのマウスもあるのだが、マウスの場合は本体を動かしているうちに不用意にボタンを触ってしまいやすいのに対して、トラックボールは本体を動かさないぶんボタンの押し間違いが少ないというメリットがある。

MA-TB32UPS

左右クリックとスクロールホイールを持つ左側面。親指1本で3つの操作というのもそれほど使いにくいわけではないが、気になる人はドライバーで他のボタンと入れ替えることができる

右側面下側にあるボタンがやや離れており、あまり多用せず不用意に起動しにくい機能を割り当てるのにちょうどいい

 「ストリーム MA-TB32UPS」は中央前部にボール、左右に2つずつのボタンと左側面にスクロール&イージージャンプボタンの合計5ボタンを持つマルチファンクションタイプのトラックボールだ。右手で利用した場合、デフォルトの配置では親指で左右クリックとスクロールホイールをすべて操作するのにやや戸惑うものの、付属ユーティリティーソフトでボタンの機能を割り付け直すことが可能だ。

MA-TB32UPS

手の大きさにもよるが、ややボールが遠い印象もある。ただし、指の腹を使って微妙な操作を行なうにはこの程度の位置関係がちょうどいいだろう

MA-TB32UPS

無線モデルの「MA-TBW34S」。ボディー表面に滑り止め加工が施されてボタンもラバーコートされる。シルバーのほか、黒いボディー(ボールは赤)のモデルも用意される

 MA-TB32UPSと同型でワイヤレス化されたモデルも用意されている。「ストリームR MA-TBW34S」はボディー形状やボタン配置はTB32と同一で、ボタン部がラバーコーティングされているのが外観的の違いだ。無線接続は27MHz電波方式で、USBのワイヤレストランシーバーをPCに取り付けることで利用可能となる。マウスと違ってトラックボールは本体をほとんど動かさないためケーブルを邪魔に感じることも少ないが、それでも机の上で余分なケーブルが這い回らないというのは快適だ。マウスのように本体を動かすスペースも不要なので、キーボード周りをすっきりさせたい人向けの製品だ。

ホイールやボールの光を消すことができる

専用ドライバーの画面

ストリームやスティングレーは内部のLEDによりボタン部やホイールが青と赤に光るのだが、自宅で使っている方は夜寝るときなどに部屋の明かりを消すと、トラックボールだけが光って浮かび上がる。気になる方は、専用ドライバーをインストールすることで発光を制御できる。なお、ドライバーをインストールしなくてもWindows標準HIDとして利用可能

LEDライトで手が光る

LEDライトが光っているところ。トラックボールを使っているときには画面を注視するからさほど気にならないかもしれないが、手がぼんやりと照らし出される


ストリーム MA-TB32UPS/ストリームR MA-TBW34Sの主なスペック
製品名 ストリーム MA-TB32UPS ストリームR MA-TBW34S
分解能 400カウント 800カウント
読み取り方式 光学式
ボタン 4ボタン、ホイール(スクロール+多機能ボタン)
インターフェース USB(PS/2アダプター付き) RF方式(27MHz帯 2チャンネル)、USB(PS/2アダプター付き)
電源 ―― 単4形電池×2本
本体サイズ 84(W)×162(D)×48(H)mm 84(W)×162(D)×48(H)mm

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