米国に続いて国内でも4月6日、Nehalem-EPこと、Xeon 5500/3500番台が発表になった。これに合わせて、国内でも主要ベンダーが搭載製品の発表を開始している。ここでは、インテルと同じ東京・帝国ホテルで、ワークステーション「HP Z Workstation」を発表した、日本ヒューレット・パッカードの新製品発表会の模様をお伝えする。
国内での価格発表、Z800は40~50万円程度が主力構成
Zシリーズの製品そのものは、米国で先週発表になったものと同等(関連記事)。そのため、詳細は省くが、BMW Group Designworks USAとのコラボレーションで生まれた新筐体を採用し、拡張性と内部アクセスの容易さを両立したこと、全モデル80%以上の高効率電源を採用(Z800が88%、ほかが85%)するなど、環境にも配慮した設計になっている点などが特徴となる。
国内向けの情報としては、国内での受注開始日が4月13日となった点(出荷は4月下旬以降)と価格および選択可能な構成が発表になった点が目新しい。
最小構成価格はZ400が16万5900円、Z600が17万6400円、Z800が21万円。ビデオカードは「NVIDIA Quadro NVS295」クラスのミッドレンジカードから、「NVIDIA Quadro FX5800」クラスのハイエンドカードまで選べる(ATIブランドも選択可能)が、米国とは異なり、Quadro CXはラインアップされていない。また、BD-RWに関しては5月ごろからサポートされる予定。また、Linux等をインストールするユーザー向けに、OSなしモデルも用意されている。
CTO後の詳細な価格に関しては、同社直販サイト「HP Directplus」などで確認してほしい。