消費電力はやや高め Release 185ドライバーで高性能&影表現向上
260の上位に位置するGPUだけに、消費電力はやや高め。6ピンのPCI Express電源コネクターを2本使用し、カード全体での最大消費電力は219Wとなっている。同社の資料ではGTX 285の消費電力が約183Wなので、消費電力は増えてしまっている。
カードは2スロット仕様で、パソコンとのインターフェースはPCI Express 2.0 x16。ディスプレー出力は、デュアルリンクDVI出力×2を備える。
また、提供予定のGeForce Driverの新版Release 185を導入すると、既存のRelease 182.08より性能が向上するほか、新たにディスプレードライバー側でゲームに対して、「アンビエントオクルージョン」(Ambient Occlusion)と呼ばれる映像表現処理が行なえるようになるという。これは影生成技法の一種で、環境光(反射などによりその空間に広く存在する光)によってできる物体の影を、境界がぼんやりした柔らかい影で表現するというもの。現在ではゲームのグラフィックスエンジン側で表現される例が多いが、Release 185のドライバーによって、対応していないゲームでもこの技法による影表現が可能になるという。
搭載製品の出荷開始は、4月14日の予定。Radeon HD 4890との対決が楽しみなGPUの登場だ。