猫って用心深くて警戒心が強い動物なんだけれども、「狩りモード」に入ると周りが一切見えなくなるのである。
狩りモードにはだいたい2つのパターンがあるようだ。ひとつはその場でぐぐっと頭を沈めて、ダッシュする準備である。気を付けてるとけっこうよく見かける。飼い猫でもよくある。短距離選手のスタートみたいなもんだと思えばいい。しばらくするとダッと飛び出すはず。冒頭の写真みたいな感じ。このダッシュ直前の真剣な顔がなかなかよい。
もうひとつは、ターゲットに見破られないよう少しずつ近付いていく、人でいえば「ほふく前進」。お腹が地面に付くくらい姿勢を低くして、ばれないように、そぉーっと近付いていくのだ。
ターゲットに集中してるから、近くまで寄っても気づきやしない。
で、この白黒の猫が狙ってたのは、鳥。本気なのか遊びなのか、結局あっさり逃げられてしまったけれども、じわじわと近付いていく様がなかなかかっこよかったのである。
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