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キヤノンのPIXUS Pro 9500/9000シリーズに新モデル

2009年03月24日 13時00分更新

文● 編集部

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 1000万画素を超えるデジタルカメラのポテンシャルを引き出すなら、やはり大判プリントだ。インクジェットプリンターというとA4が主流だが、ワンランク上の画質と表現力を求めるなら、A3プリンターはどうだろうか?

 キヤノンから24日発表となった「PIXUS Pro 9500 Mark II」(顔料インク、4月下旬発売)と「PIXUS Pro 9000 Mark II」(染料インク、4月中旬発売)は、それぞれ10色/8色の多色インクカートリッジを搭載した写真愛好者向けのインクジェット機である。ともに従来機種から高速化。キヤノンの写真用紙・光沢プロ [プラチナグレード](PT-101)との組み合わせで、光沢プリントの画質が向上する。



PIXUS Pro 9500 Mark II


 「PIXUS Pro 9500 Mark II」は、2007年登場の「PIXUS Pro 9500」の後継モデルで、3種類のモノクロインク(フォトブラック、マットブラック、グレー)を備え、高品位なモノクロプリント出力を謳っている。

 速度面では、従来モデルに比べて、カラーおよびモノクロのデフォルトのプリント時間(A3ノビフチあり)が11分44秒から7分55秒へと約1.5倍高速化している。駆動系の改良による紙送りの安定化、印字制御の改良、メカ精度向上など、メカニカル部分の改善が大きい。

 また、ダブルエンコーダーシステムの採用により、用紙後端の搬送精度が向上したという。

 インクは従来と同じ10色顔料インク「LUCIA」(ルシア)で、解像度は4800×2400dpi。インク滴は最小3pl。また、純正メディアのほかに、PCM竹尾の「DEEP PV」(アート紙)、三菱製紙の「月光」(光沢紙)などサードパーティ製メディアにも対応する。

 本体にはPhotoshop ElementsとEasy-PhotoPrint Pro(EPP Pro)を同梱。Photoshop Elementsのプラグイン機能としてEPP Proを起動できる。もちろん同社デジタルカメラで採用されているピクチャースタイルにも対応する。カメラダイレクト撮影時などで有効だ。

 本体サイズは幅660×奥行き193×高さ355mmで、重量は約15.2kg。直販サイトでの価格は7万9980円。



PIXUS Pro 9000 Mark II


 一方、「PIXUS Pro 9000 Mark II」は、2006年発表の「PIXUS Pro 9000」の後継モデル。より光沢感が得やすい染料インクを採用している。こちらもプリント速度が向上しており、モノクロのプリント時で約3倍高速な約27分14秒から約9分30秒(A3ノビフチあり)となった。

 インクは8色の「ChromaLife100」と同様。インク滴は2pl。解像度は4800×2400dpiだ。

 新たに光沢プロ プラチナグレードに対応。より光沢感のあるプリントが可能になった。本体サイズは幅660×奥行き192×高さ354mm、重量は約14.4kg。直販サイトでの価格は5万9980円。

 なお、プラチナグレードの用紙に関してはドライバーのアップデートにより従来機種も対応する。

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