Macworld Expoの開催直前、米アドビ システムズ(Adobe Systems)社からMacユーザーに嬉しいニュースが届いた。2003年以来、Mac版の開発を停止していたビデオ編集ソフト『Adobe Premiere』を復活させるというのだ(関連記事参照)。
しかも、今までWindows版のみの提供だったDVDオーサリングソフト『Adobe Encore DVD』のMac版も新登場。これら『Adobe Production Studio』製品群の発売は今年中頃と少し先だが、同社のブースで簡単なデモが披露されていた。
“復活”したビデオ編集ソフト『Adobe Premiere』
アップルの『Final Cut Pro』と真っ向から競合するPremiere Proが、再びMac市場に帰ってくる。Windows版ではプロユーザーも多いだけに、その性能は折り紙付き。モーショングラフィックソフト『Adobe After Effects』と同じくインターフェースの自由度が高く、ムービーにキーフレームを設定して再生速度を自在に操ることもできる |
ワークフローの効率化に貢献する機能のひとつに“Clip Notes”がある。これは、ムービークリップの特定のフレームにコメントを付け、PDFとして書き出す機能だ。受け取った側は『Adobe Reader』でムービーとコメントを確認して、必要ならさらにコメントを付けて作り手に送り返せる |
新インターフェースの『Adobe After Effects』
After Effectsはインターフェースに改良がほどこされ、各パレットの大きさや配置の自由度が向上した。なお、After EffectsはUniversalアプリケーションとして開発されるが、Premiere Pro、Encore DVD、SoundboothといったほかのビデオソリューションはインテルMac専用となる |
Blu-rayもオーサリング可能な『Adobe Encore DVD』
Encore DVDは、DVDメディアだけでなく、Blu-ray Discの制作もサポート。アップルの『DVD Studio Pro』のようにインタラクティブなメニューを作成できるだけでなく、制作物をFlash形式で書き出すといったことも可能だ |