65nmプロセスで製造された「Athlon 64 X2 4800+」のサンプルがBLESS秋葉原本店に入荷した。開発コード“Brusbane”と呼ばれていた製品で、TDP(使用時の最大電力)が90nm版の89Wから65Wへと大きく縮小されているのが特徴だ。
65nmプロセスで製造された「Athlon 64 X2 4800+」のサンプル品 |
65nm版「Athlon 64 X2 4800+」の主なスペックは、クロックが2.5GHz、2次キャッシュが512KB×2、動作電圧が1.35Vとなっている。サンプルを入荷したBLESS秋葉原本店によると「このCPUを搭載したデモ機の展示を今週末から行なう」という。あいにく価格は未定だが、同店によると65nm版の「Athlon 64 X2」(リテールボックス)は来週入荷予定とのこと。ライバル製品の“Core 2 Duo”に後れを取っているという雰囲気だった“Athlon 64 X2”だが、Windows Vistaの発売を前にまずは消費電力で巻き返しを狙うようだ。
なお、65nm版の「Athlon 64 X2」の性能については、90nm版と65nm版の「Athlon 64 X2 5000+」を比較した記事、【最新パーツ性能チェック Vol.45】を参照してほしい。
Socket AM2対応のデュアルコアCPUで、クロック周波数は2.5GHz、2次キャッシュは512KB×2となる | OPNは“ADO4800IAA5DD” |