AMDのビジネスプラットフォームファクタ向けチップセットである“Quadro NVS 210S”を搭載する初のSocket AM2対応マザーボード「K9NBPM2-FID」がMSIから発売となった。実売価格が約1万3000円の安価なVGA機能オンボードの製品だ。
ビジネスプラットフォームファクタ向けチップセットである“Quadro NVS 210S”。パッケージもそれっぽいビジネスマンが描かれたデザインとなっている |
“Quadro NVS 210S”は「プロフェッショナルビジネスアプリケーション向けに設計されています (NVIDIA)」というSocket 939/AM2向けのチップセット。同社ウェブサイトによると“GeForce 6150”と全くといっていいほど同じスペックで、唯一GPUコアクロックが475MHz→425MHzへとなっているのが違い。なお組み合わされるSouth bridgeは、お馴染みの“nForce 430”となる。
主な仕様は、拡張スロットがPCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2でDDR2 DIMM×4(DDR2-533/677/800、最大4GB)という構成。オンボードインターフェイスには、VGAや8chサウンド(ALC883)、ギガビットイーサネット、IEEE1394(VIA/VT6308P)、Serial ATA II×4、IDE×2などを搭載。I/O部にはVGA出力のほか、DVI-D出力も備え同時使用も可能だ。価格はアークで1万2680円、T-ZONE.PC DIY SHOPで1万2980円となるほか高速電脳でも予価1万3380円として近日入荷予定となっている。