ファミコンのコントローラそっくりなゲームパッド“BGC-FC801”シリーズがバッファローから発売された。A/Bボタンの上には、ファミコンにはないX/Yボタンが新たに追加されているほか、人差し指にあたる部分にL/Rボタンが装備されているなど、古きよきデザインを周到しつつも、現代風にアレンジされているのが特徴だ。
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ファミコン似のUSBゲームパッド「BGC-FC801/RD」。ボタンの数を除けば、ファミコンのパッドと見分けがつかない完成度だ! |
ファミコン似のゲームパッドは、サンワサプライの「USB GAME PAD mkII」やエレコムの「JC-U2208T」がすでに発売されているが、これらは赤いボディに銀色のラベルとなっており、微妙にファミコンとは配色が異なっていた。ところが今回登場したこの製品は、ファミコン特有の小豆色ボディと金色ラベルが見事に再現されている。ボタンの数を除けば、ファミコンのパッドと見分けがつかないため、任天堂に訴えられないかと余計な心配をしてしまうほどの出来栄えとなっている。パッドには十字キーと、メインボタン×6、側面ボタン×2のほか、連射設定用のTURBOボタンとCLEARボタンが装備されている。
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PS2に差してみた。実際にPS2で動作するかどうかはわからないが、差しただけでもゲーム機を通じて時空を超えた気分になれる |
余談ではあるが、歳をとると連射は辛くなってくる。シューティングゲームの名作「スターフォース」で中ボスのラリオスを合体前に8発打ち込んで倒せたファミっ子も、30歳を過ぎるとまったく倒せなくなっているものだ。というより中ボスに出会う前にゲームオーバーになっていたりする。すでに30歳を超えるファミコン世代にとって連射機能搭載というのは、邪道とわかっていても非常にありがたく感じる。ちなみに全盛期は秒間16連射だった高橋名人も、現在は秒間13連射だという。
本製品のインターフェイスはUSBで、サイズは124(W)×16(D)×54(H)mm、重量は97g。カラーはレッド/シルバー/ブラックの3色をラインナップ。価格はTWOTOP秋葉原本店で1280円。
なお、同社はファミコンの2コントローラそっくりな「BGC-FC802/RD」の販売も予定している。もちろん音量調節付きのマイクを内蔵しており、音声チャットなどを楽しめるようになっている。こちらの登場にも期待したいところだ。
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人差し指にあたる部分にL/Rボタンが装備されているなど、古きよきデザインを周到しつつも、現代風にアレンジされている | | ファミコン独特の形状やカラーリングが見事に再現されている |
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左上にはしっかりと1コントローラであることを表わす数字がプリントされている。こうなると2コンも欲しくなってしまうが…… | | ファミコンの2コントローラそっくりな「BGC-FC802/RD」もしっかりラインナップされている。さすがバッファロー、抜け目がない! |
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